パッチワークポーチの簡単な手作り方法や作り方・DIY・レシピ
パッチワークポーチを作ることの楽しさ
パッチワークポーチを作る楽しさは、一つ一つのパーツを自分の創造力を総動員して、オリジナリティのある作品を作り上げていくところにあります。バラバラだったパーツたちが作り手のセンスによって集合し、単体となることは、他と比較することのできない魅力をもっています。これは、試してみたひとでないと分からないことかもしれません。また、パッチワークによって得られるメリットは、脳波が落ち着くことです。パッチワークはいろいろな手法がありますが、初心者はできるだけ直線縫いだけで、シンプルに作成できるものを選ぶことで、技術的には難しいことはなく本当に簡単に作れてしまうので、パッチワークの作業はえんえんと身体を動かしていくジョギングのような性質をもっています。すると、余計なことを考えずに済むので、ストレスが解消されるというメリットがあります。なにかに没頭しているときに7~13ヘルツのアルファ波が脳波として出ることはよく知られていることですが、まさに、パッチワークの手作業をしているときは、脳がリラックスし、ほとんど瞑想している状態の一歩手前の状態までなります。もし、一日中、働き詰めで疲れきってしまった脳を、就寝前のパッチワークで十分にリラックスしてあげることができれば良質な睡眠への導入剤となってくれます。
パッチワークポーチを作るのに用意する物
パッチワークは、さまざまな柄の生地を組み合わせることによって別の生地であるかのような世界を作り出すことができます。同系色だけでなく対する色であっても組み合わせを楽しむことができ、また小さなパーツで作ることができるのでどんなはぎれでも捨てることができません。洋裁をしている人ではたくさんのあまり布が出てしまうものですが、これらを捨ててしまえばゴミになるものの組み合わせればわざわざ生地を購入しなくても新たなアイテムを作ることができます。パッチワークポーチのような小さなものであれば、それほどたくさんの生地がなくても制作が可能です。生地の種類があまりないという人でも、100円ショップやハギレ市で手頃な価格で手に入れることができます。世界にたった一つの自分だけのオリジナルのパッチワークポーチを作ってみてはいかがでしょうか。 パッチワークポーチを作る時に必要なアイテムは、さまざまな種類の生地の他に裏地、ファスナーやボタンなどの留め具類、レースやリボンなどの装飾品も用意しておくといいでしょう。ふんわりとさせたい場合には、キルティングシートを用意します。糸は、本縫い用の他にステッチをかけるので、デザインのアクセントとしたい場合には何種類かの糸を用意しておきます。
パッチワークポーチの作り方の手順
パッチワークポーチの手作り方法はデザインによって違ってきますが、基本的に最初に複数の生地をつなぎ合わせて一枚の布用に仕上げておき、それらを使用してポーチを作るといった流れになります。 同じ形を連ねたデザインのパッチワークの場合には、形が揃うようにする必要があります。生地が厚手になると厚みの分だけ小さく仕上がってしまう可能性があるので、同じような厚さの生地に揃えると簡単でいいでしょう。縫い代は全て同じ寸法に合わせて裁断をしますが、7㎜が適しています。布端から7㎜の部分を縫い合わせていくので、型紙を使用して正確に裁断することも重要です。裁断が終了したら、あらためて並べてみて柄のバランスの配置を考えてみましょう。 パッチワークの縫合が終わったら、中綿を入れる場合には重ねてステッチでとめていきます。ステッチは、接ぎ合わせに沿って、またステッチを新たなデザインとして格子状やダイヤ型など自由で構いません。中綿を入れないのであれば、縫い代をおさえるようにしてステッチをかけていきます。縫い代を7㎜とした場合には、5㎜程度が適してきます。これを表地としてポーチの形を作っていきます。表地と裏地はそれぞれに袋状に作成し、最後にポーチの口で表裏を縫合します。
パッチワークポーチの作り方のまとめ
パッチワークを始める際は、まずは平面的なものから挑戦してみるようにしましょう。パーツもシンプルなものを選んで、繰り返し縫い続けることで、運針のコツもだんだん自ずと掴めてきます。それにともないスピードも自然と上がってきます。それから慣れてきたら、立体的に仕立てる方法や、縁始末の方法、そして、ファスナー取り付けのテクニックなどを修得するようにしましょう。ファスナー付きのポーチが作れるようになったら、お友達や家族にプレゼントしてみるのも良さそうですね。レシピはたくさんネット上にありますし、まったくの初心者に向けても丁寧に説明されている個人のブログも訪れてみると、刺激にもなってDIYライフを楽しめます。もしも、手縫いは時間がかかって面倒というかたは、ミシンで作るという方法もあります。ミシンで縫い合わせることでスピーディーに出来上がるので早く成果を味わいたいかたにはおすすめです。パッチワークの専門書やハウツー本も多数出版されています。 魅力的なレシピが多く掲載されている本をついつい手にとってしまいがちですが、始めのうちは、レシピの数よりも、基本的な技術を写真などを多用して丁寧に説明してくれているものを選ぶようにしましょう。道具や材料の選びかたや、それらの購入先を教えてくれているものもあります。また、インターネット上の動画サイトも便利です。動画でゆっくりと詳しく説明しているものが多数ありますので、検索してみるとよいでしょう。動画ならば、何度も再生できますし、途中でじっくりと見たいところがあればポーズして静止画で注視することもできます。大きな作品を作るのは、出来上がりまでに時間がかかるので、途中で飽きてしまったりします。逆に、コースターのような小さなものならば比較的早く仕上げることができるのですが、ある程度の達成感がないとまた寂しいものです。その点、パッチワークポーチは、所要時間、材料、技術面のどれをとっても、初心者が楽しめる最適のアイテムです。
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もともと、パッチワークは、物を大切にする文化の中から生まれました。もう使えなったシーツや衣類などを、即、処分してしまうのではなく再利用しようという手作り方法に端を発しています。例えば、どうしても捨てられないお気に入りのスカーフ。傷んでいたり、流行遅れだったりして、スカーフとしての使命はすでに終えているけれど、柄や生地感が好きで手放せない。そんなときめきアイテムをパッチワークポーチとして再びよみがえらせて、もう一度、側において役立てることができたら、とても素敵なことです。始めから大きな作品には手が出せないというかたも、パッチワークポーチならば、それほど気張らずに挑戦できます。また、パッチワークポーチを作る目的は、他にもあります。見知らぬ誰かが作ったものではなく、自分で作った好みのものを使える喜び、それに加えて、もしも大切な誰かにプレゼントしてみたら、きっと喜ばれます。パッチワークポーチの魅力はまだまだありますが、やっぱり生地を接ぎ合わせていく過程は楽しいものです。自分の好きな配色・配柄で、丹念に仕上げていく過程は、お花を育てる楽しみとも似て、作り上げていく工程そのものを存分に楽しめます。そして、もちろん出来上がった作品を手にするたびに、その柔らかな手触りや、好みのデザインに何度も何度も癒されるはずです。