木製名刺入れの簡単な手作り方法や作り方・DIY・レシピ

木製名刺入れを作る事の楽しさ
手作りで物を作るのは子供の頃を思い出してもそうですが、嫌いな人は少ないのではないでしょうか。最初は単に素材だった物が、頭を悩まし手を動かして、自分が意図する形へと変わっていく過程は苦労もありますが、その分、作り上げた時の喜びも大きくなります。木材などを使って何か物を作るには作業するスペースが必要ですが、中にはそのスペースが取れないお宅もあると思います。また、木材加工などには電動工具があった方が便利ですが、騒音が気になるマンションや住宅密集地などではどうしても制限されてしまいます。その点、木製名刺入れなどは小物ですから、机やテーブルの上などちょっとした場所で作業が可能です。また、電動工具などを使わず手道具だけで製作が出来るので、大きな騒音も出る事もありません。木製名刺入れなどの小物は細かい細工が必要なものであり、DIYという大雑把なイメージより、指し物と呼ばれる精密工芸に近いものがあります。家具などより寸法が小さくて、一見簡単に作れそうに思いますが、その分精密な加工と寸法出しが要求されます。手に取って使用するアイテムなので、アラや欠点も見えやすいので丁寧に仕上げていく根気も必要とされます。小さいからといって単純に簡単ではなく、装飾や彫り物などに凝ろうと思えばいくらでも凝れるため、木製名刺入れ作りは奥が深く作り甲斐のあるアイテムといえます。
木製名刺入れを作る際に用意する物
木製名刺入れは小さなものですから、使用する木材は見栄えのする樹種を選びましょう。木材には針葉樹と広葉樹がありますが、耐久性や堅牢性などから、柔らかな針葉樹よりも硬い広葉樹の方がこうした小物には向いています。樹種としては木目の表情が面白いもの、木の色が良いもの、メープルやナラ、ケヤキの杢が出たもの、コクタンやチークなど色が鮮明なものが向いているといえます。様々な木を組み合わせて木肌や色に変化をつけるのも面白いものです。これら広葉樹は硬い樹種ですから、加工は大変ですがキズが付きにくく、存在感があるものです。小物ですから板の厚みは薄いほどコンパクトで軽量になりますが、このような薄い板の入手が難しいところです。材木の購入には最近では町のホームセンターがよく利用されていますが、ホームセンターで主に販売されているのはツーバイ材と呼ばれる針葉樹であり、このような小物作りには向いていません。薄板も売られていますが、広葉樹の薄板が置いてあるホームセンターはほとんど皆無と言っていいでしょう。最近ではインターネットの木材販売サイトが充実してきており、以前と比べて必要な樹種が簡単に入手が可能になったので、そちらを当たってみる事をお勧めします。広葉樹は硬い木材で、専用の木工機械がないと寸法のサイズに切り出すや削り出す事が難しいですが、これらの木材販売サイトは加工サービスもあるところもあるので、利用して大変な手間を省くのがいいでしょう。
木製名刺入れの作り方の手順
名刺のサイズは縦91ミリ、横55ミリが標準となっています。出来るだけ厚みも薄い方がスマートなので、胸ポケットや内ポケットにスムーズに出し入れ出来るように、木製名刺入れはこのサイズより少しばかり大きいものを目指しましょう。そのため、完成した寸法は縦は11センチ、横7センチ、厚みが1.1センチが目安となります。もちろん、名刺入れには厳密な規定寸法などはなく、各自の加工し易さを第一において寸法は変わってくるものです。作り方としては、部材は3ミリの表面材がフタと本体それぞれ2枚ずつ、枠材として5ミリ角の細い角材を6本用意します。組み合わせた時に目違いが出るのを計算して、表面材は縦横に1ミリから2ミリの余裕をもって切り出しておきます。表面材で枠材をサンドイッチしてボンドで接着するのですが、表面材と枠材をピッタリと密着するように平滑にしておく必要があります。カンナがあればカンナ掛け、なければサンドペーパーで滑らかで平らにします。平滑になったら寸法どおりに切り出して、木工用ボンドを塗って接着しますが、この時の作り方に便利なのがハタガネやクランプと呼ばれる道具です。挟んで締め付ける力で固定する木工には欠かせない道具であり、ホームセンターや100均ショップなどでも置いてあるので是非とも手に入れておきましょう。時間を置いて接着されたら、ズレてはみ出した目違い部分をサンドペーパーできれいに均しておきます。ヒンジとラッチの部分をフタの方の枠材から伸ばしておいて、本体部分とスムーズに開閉出来るように微調整をしながら取り付けていきます。ヒンジと本体の部分にドリルで穴をあけて金属棒を指し込んで固定します。サンドペーパーで全体を良く研磨したら、好きな塗料を塗り込んでいきますが、木製名刺入れの木目が生きるようなオイル仕上げがベストであり、簡単な仕上げ方法といえます。
木製名刺入れの作り方のまとめ
木製名刺入れのような小物は一見簡単なようにみえて、作り方に精密な加工が必要とされるものです。小さい分、ちょっとした欠点も現れやすいため、満足する仕上がりとなるのはかなりの試行錯誤が要るものかも知れません。その分、出来上がった時のうれしさと感激は他のDIYよりも遥かに大きいものがあるといえます。こうした小物作りは力仕事などはない繊細な作業であり、少ない材料と少ないスペースで出来るので女性のDIYユーザーにも適しています。特に面倒で時間の掛かる板の削り出しや切り出しはあらかじめ加工された物を購入する方が、荒木から始めるよりは余計な労力が要らないので是非利用しましょう。作り方もそれぞれであり、彫刻を施したり、焼印を押すなどして、自分流の作り方を見出す面白さもあります。出来栄えが良ければ、インターネットなどの手作り製品販売サイトで売ったりすればお小遣い稼ぎにもなります。出来上がった木製名刺入れをビジネスシーンで用いれば、それだけで相手に大きな印象を与えるのは間違いはないでしょう。ましてやそれがハンドメイドなら、そこから話の糸口となったりもするものです。大切な取引先の相手や同僚などのちょっとしたプレゼントにしても気のきいたアイテムであり、贈った相手が喜ぶ顔が何よりもうれしいのがDIYの醍醐味ともいえます。
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就職して社会人になると必需品と言えるものに名刺と名刺入れがあります。仕事において名刺は自分の「顔」のようなものであり、名刺交換は相手に自分という人間を知ってもらうビジネス上のなくてはならない儀式です。人の評価は第一印象で決まってしまうと言われているので、ビジネスの上においては相手に好印象を与えておきたいものです。人は出会った時の服装やその時に持っていた物なので、その人を記憶している事が多くあり、また、その時の着ている服や持ち物のセンスをチェックしているもの。一日に何人もの営業マンが訪れる大きな会社などでは、顔と名前を覚えてもらう事が何より大切になります。そのようなシーンでは、ありきたりな黒革の名刺入れではなく、個性的な木製名刺入れは、相手に自分という人間を印象づけるアイテムとして特に有効なものとなります。木製名刺入れは堅牢ですから入れてある名刺が皺になるという事もなく、くたくたの名刺を差し出されて相手が嫌な気分になるという心配もなくなります。また、名刺はその人の分身と呼べるものであり、どこから出して、どこに仕舞われるかも相手はよく見ているものです。木の温か味と風合いがある木製名刺入れは、ましてやDIYで手作りの物となれば、相手に失礼がないばかりか、自分という人間の人柄やあり方を相手に印象づけるアイテムとしてふさわしい物といえます。