こんぺいとうの簡単な手作り方法や作り方・DIY・レシピ

こんぺいとうを作ることの楽しさ
あの摩訶不思議な愛らしい形のこんぺいとうを自宅で簡単に作れたら、こんぺいとう好きにとっては夢のような話です。 DIYならではの好みの色付け、味付けが可能なのです。 あの角が本当に出るのかどうか、その角が出た時の感動を想像してみるとワクワクします。 お菓子作りというよりはやはり、実験のような感覚で試してみると楽しさも倍増します。 こんぺいとうと言えば多くの人は購入するものだと思っているため、DIYで作ったものをラッピングしてプレゼントしたら、大変驚くでしょう。それを想像しながら試しに作ってみるのも、また乙なものです。 こんぺいとうは砂糖を硬く高温で焼き固めて作られているので、大変日持ちがし、おおよそ30年はそのおいしさを保つことが出来る保存食でもあります。これほどの長期間に保存が利く食品は他に存在しません。 それと共に栄養補給満点の非常食でもあるのです。 これがDIYで簡単に作ることが出来れば、災害用の非常食をわざわざ購入しに出向くことも不要になり、自作して大量に保存しておくことが可能となります。 そしてそのレシピを代々引き継いでいけば、この地震大国日本においてこれほど頼りになるものはないでしょう。 それを考えてみると、皇室御用達のお引き菓子ということにも頷けます。
こんぺいとうを作るのに用意する物
こんぺいとうは角が特徴のお菓子で、1つあたり17~36個の角があると言われています。角ができる仕組みは実はよくわかっていませんが、一説によれば1点が釜の表面に張り付いて、それが回転によって引っ張られて盛り上がり、それが繰り返されることによってできると言われています。 これを応用すれば、自宅でも簡単とまではいきませんが、手作りすることは可能です。 200g分ほどの完成量のレシピです。 用意するのは、けしの実大さじ1、グラニュー糖200g、水適量、好きなジュース大さじ2、です。他に濃いめの抹茶大さじ2、インスタントコーヒー大さじ2、でも作れます。 本来は回転釜がないと作れないのですが、家庭で作るならばフライパンで作ります。かき混ぜ用の竹串を4~5本用意しておきます。竹串は輪ゴムでひと束にしばっておくと使いやすいです。 家庭で作る場合には、回転させる動作が行えないので、角が作りにくいです。なので、角をつけるためにザラメを使うという方法もあります。ザラメは大きめで荒いので、これを入れることで角の代わりになります。 こんぺいとうは基本的には回転釜がないと作るのは不可能と言われているお菓子ですが、見た目が同じようなものは自宅でも作ることが出来ます。
こんぺいとうの作り方の手順
こんぺいとうの手作り方法です。 耐熱容器に水:グラニュー糖=1:1を入れて、焦がさないように注意しながら電子レンジ600Wで2~3分温めます。これが蜜になります。 フライパンにけしの実を入れて、極弱火にかけます。 フライパンが温まってきたら、けしの実をフライパンの隅に寄せて、蜜を小さじ1~2杯(5~10g)かけます。 ふつふつと泡が出て粘り気が出てきたらフライパンを火からおろし、竹串4~5本を束ねたものを使って一気にかき混ぜます。 かき混ぜてゆるいようならばもう一度火にかけます。白っぽくなって結晶化していたら成功です。 フライパンに触れるくらいまで冷めたら、再び同じ蜜入れ、かき混ぜる行程を繰り返して数を作っていきます。 竹串でかき混ぜることによって、蜜の中に空気が入って白っぽくなります。練りあめを練っていくと白くなるのと同じ原理です。 色をつけたこんぺいとうを作る場合には、水の代わりにジュース、濃いめの抹茶、濃いめのコーヒー、を使って砂糖を溶かします。あとは同じようにかき混ぜる動作を繰り返せばOKです。 この方法でうまく結晶化しなければ、竹串でかき混ぜる時にザラメを加えると角ができやすくなります。気長にやることが肝心です。
こんぺいとうの作り方のまとめ
こんぺいとうの手作り方法です。 本格的に作るとなると14日から20日ほどかかるところを、手作り方法では約1週間で簡単に仕上げます。 基本的な作り方は、けしの実を軸にグラニュー糖を熱で溶かした蜜を掛けて作っていきます。 材料は、けしの実(大さじ1杯)、グラニュー糖もしくは氷砂糖約200g、水(適量)です。 色や味を付けたい場合は、果汁100%ジュース・コーヒー・抹茶など、色が濃いものを選別し、粉末であれば濃い目に水に溶いた物を用意して下さい。 蜜を作ります。耐熱容器にグラニュー糖と水を1:1で入れ、電子レンジで焦がさないように注意しながら、20秒から30秒回します。 次にこんぺいとうの軸となるけしの実をフライパンに投入し、弱火に掛けます。 温まってきたらそこに先ほど作った蜜をスプーンで1,2杯振りかけます。 本来であれば、回転している熱い鍋に投入するのですが、一般家庭のキッチンでする手作り方法では普通のフライパンに投入後に竹串などを何本かまとめて輪ゴムでまとめたものを利用して勢い良くかき混ぜる方法で中味を回転させます。 ここでかき混ぜている結晶化し白っぽくなってくれば、おおよそゴールが見えてきています。 一度そのまま冷まし乾かします。この行程を何度も繰り返します。 砂糖が軸にどんどん重なってからみつき、粒がだんだんと大きくなってきます。 おおよそ50回ほど繰り返すと、小さいながらも角が出現します。 途中でもし蜜が足りなくなった場合は作って下さい。 疲れたら乾いたものをビニール袋に入れ、翌日再挑戦します。 色を付けたい場合は、水の代わりにジュースを入れて蜜を作ります。 程良い大きさになってきたら冷まして乾かし、完成です。
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ポルトガル由来のお菓子、こんぺいとう。子どもの頃によくおやつで食べたりしたので駄菓子の印象が強いですが、本来こんぺいとうは皇室の御祝い事でお引き菓子に使われる高級なお菓子なのです。漢字で書くと、金平糖。価値ある金に匹敵するほどの、大変な作業を経て出来上がる星のようなかわいらしい突起が特徴の上品なお菓子。こんぺいとうはかの有名な織田信長にポルトガルからの宣教師が献上したものが、日本史上では最初の出現です。その後、大坂で作られるようになり、さらに江戸にその製法が伝えられました。それまでは大名などの茶菓子としての存在だったのですが、明治時代に入り、贈答用として一般家庭でもやっと目にすることが出来るようになりました。老舗のこんぺいとうの作り方を聞くと、とても手間や時間を掛かり大変だというイメージですが、自宅のキッチンにてDIYで作ることも出来るのです。作り方は手間はそこそこかかるものの、予想よりは簡単に綺麗に出来上がります。
DIYで出来るはずが無いと思っていたこんぺいとう。どうやったらあの角が出来上がるのか、理科の実験としても子どもと一緒に楽しめるこんぺいとう作りレシピがいくらか存在するのです。
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