生クリームの簡単な手作り方法や作り方・DIY・レシピ

生クリームを作ることの楽しさ
生クリームはなにもケーキなどのお菓子作りに使われているだけではありません。パスタソースのクリーム系にもよく使われていますし、クリーム煮でも使われます。入れることによってコクが増すのです。また肉や魚などの独特の臭みをとるためにも使われることがあります。そのまま使うだけではなく、別のものにすることも可能です。生クリームに塩などを入れてミキサーにかけることでバターを作ることができます。もちろんたくさんの生クリームを使えばたくさんのバターを作ることができますし、密封容器に入れて冷蔵保存すれば長期間保存して使うこともできます。塩加減を調整することで塩分の調整もできますから自分好みの味わいにすることもできます。また生クリームを乳酸菌で醗酵させればサワークリームを作ることができます。サワークリームにすることで生クリームは独特の酸味とコクを持つようになります。サワークリームはクラッカーにつけて食べてもおいしいですし、スープやじゃがいも料理などに使うこともできます。簡単にアレンジをすることができるのが生クリームの良さなのです。クリームはもちろん脂質やタンパク質が多いのですが、各種ビタミンも豊富に入っています。
生クリームを作るのに用意する物
世界との食の文化交流が盛んとなり一般的に欧州の食文化が食卓に並ぶようになっていますが、その食文化の中で最も使われるようになった材料が生クリームと言えます。生クリームは牛から取れる乳には水分とカルシウムそして脂肪分で出来ているのですが、脂肪分は水分よりも比重が軽いため時間がたつと水分と脂肪分に分離して水分よりも上に浮かびます。その特徴を利用して取れたての牛乳を牧場では遠心分離機に入れて撹拌し、遠心分離機の遠心力によって分離した脂肪分を取りだして生クリームを作るのです。生クリームの特徴は融点が低いため手の温度でも溶けてしまう滑らかさと脂肪分特有のコクがあり、それが料理に香りにアクセントを加えたりまた脂肪分で滑らかさをソースに加えるそして空気を入れると固まる性質を利用してホイップクリームを作るのです。和洋中とどの国の料理に限らず使い道が広い生クリームですが、店頭で並ぶ生クリームは店頭に並ぶまでに遠心分離機で撹拌してから時間がたっているため酸素に触れることで酸化し取れたてよりもある程度味が落ちているのも事実です。そこで作りたてのおいしさを味わってもらうために、通販や専門店そして高級スーパーなどで作りたての生クリームを簡単に作れるようにした特殊な牛乳が出回っているのです。
生クリームの作り方の手順
一般の牛乳で生クリームが作れないのは脂肪分と水分が分離しないようにホモジナイズト製法という形を取っており、ホモジナイズト製法によって脂肪分に圧力をかけることで粉砕し水分と分離しないようになっているためです。そこで家で出来たての生クリームを手作り方法として、水分と脂肪分が分離しないようにするホモジナイズト製法が行われていないノンホモジナイズト製法の牛乳を使うと良いのです。ノンホモジナイズト製法の牛乳を熱湯で殺菌消毒して冷ました瓶に入れた後に密閉して涼しいところで一晩おくと、先に言ったとおりに水分よりも脂肪分が軽いため上にあがってきた物を水分が入らないようにすくい取って作ります。そして短時間で作りたい場合には、熱湯殺菌消毒した瓶に入れてこぼれないように厳重に蓋をした後に自身の力で100回以上を目安に振り続けることで遠心分離機と同じ効果を与えることで作り完成です。しかしノンホモジナイズト製法の牛乳で出来る出来たての生クリームの量は大さじ2杯から3杯の量になるためケーキのアクセントできる量は出来ないのです。ノンホモジナイズト製法の牛乳で出来る生クリームの活用法としては、スープやソテーなどの香りづけにしたりまたパンに塗って食べるもしくはコーヒーや紅茶に入れるなどが活用方法になります。
生クリームの作り方のまとめ
牛乳から生クリームそのものを作ることはできません。しかし似たようなものを作ることはできます。材料は牛乳とバターです。ポイントは牛乳を45g、バターを55gの割合で使うことです。まず牛乳を鍋で温め、70度以下に保ちながらバターを加えて溶かします。これで出来上がりです。バターの香りが強めになってしまいますが、料理にクリームを使いたい場合はこれで十分に代用がききます。昔ながらの手作り方法は精製していない乳を加熱殺菌した後に放置するか冷却すると上のほうにクリームが分離してくるので、それを使います。クリームがある場合にそれをおいしく泡立てるためのポイントもあります。クリーム200ccに対してグラニュー糖を大さじ2入れます。大きめのボウルに氷水を用意し、別のボウルにクリームを入れてグラニュー糖も一気に加えます。氷水の入ったボウルにそのボウルを入れてクリームを泡立てます。最初は泡だて器を左右に動かして、とろみがついたら楕円を描くようにして空気をふくませるように泡立てます。泡だて器の中で少しとどまった後にすぐ落ち、跡が少し残っている状態のクリームは七分立てでショートケーキに塗る時にちょうど良いです。泡だて器の中でしばらくとどまった後にぼたっと落ちる状態になると八分立てなのでスポンジケーキの間に挟む場合に向いています。泡だて器の中でとどまって落ちない状態なのは九分立てで、デコレーションしたい時に使うことができます。
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生クリームはケーキやお菓子などを作る時には欠かせないものとしてよく知られていますが、実は生クリームではなく、ただのクリームというのが正しい呼び方です。生クリームは17世紀始めのヨーロッパでお菓子の生地に入れる材料として使われていました。その後18世紀になってからは泡立てるようになり、ケーキの材料としても使われるようになっていったのです。そして日本国内で生クリームの製造が始まったのは1923年頃のことでした。ただ当時はケーキよりも焼き菓子が中心でしたのであまり生クリームがたくさん使われることはありませんでした。昭和に入ってから現在のショートケーキに似たものが作られるようになりましたが、戦争が始まったことで終戦するまでケーキが作られることはなくなりました。そして1950年代になって再び生クリームの製造が始まり、シュークリームやプリンなどが作られるようになったことで生クリームの普及も急激にされるようになったのです。今のようなデコレーション用に使われるようになったのは1970年代に入ってからです。生クリームを入れることによってなめらかな味わいになったり、ケーキなどの見た目が一気に華やかになりました。