たこレシピの簡単な手作り方法や作り方・DIY・レシピ
たこレシピを作ることの楽しさ
昔からたこは血を増やし、気を養うと言われ、強壮剤として用いられたり、太平洋戦争の頃には、特攻隊員の興奮剤として用いられたと言います。「たこ屋に肺病なし」と言って古くから結核や心臓病の治療としても使用されていました。たこはまさに「食べる薬」と言えます。 年間を通して手に入れやすい食材というのも魅力ですが、煮る、焼く、揚げる、生食と幅広い調理方法で料理できるので、和風、洋風、中華等、調理の組み合わせによって無限にレパートリーが広がるのも魅力のひとつです。さらに食べることによって健康を保てるので一石二鳥です。 夏の暑い日、火を使って調理するのも面倒、食欲もないしさっぱりしたものが食べたい、といった時でも、市販のゆでだこを使用すれば、切った生野菜と調味料に漬け込むだけでマリネが完成します。火の前に立たずにタンパク質も野菜も取れる一品の完成です。 旬ならば生きた生たこを使うのもよいです。生きたたこはスーパーではなかなか見かけることができませんが、魚市場や魚屋さんなどで手に入れることができます。お子さんがいらっしゃる家庭なら、一緒に買い物に行って、生きたたこを見て、触って、どんな状態が新鮮なものなのかを身をもって教えることができますし、産地を見ることで、このたこはどこで漁獲され、どんなふうにしてこのお店まで来たのか等、思いを馳せることで社会科の勉強にもなります。
たこレシピを作るのに用意する物
たこは煮ても焼いても揚げても美味しく、新鮮なら生で刺身で食べても美味しいものです。また、和食、洋食、中華と調理方法を問わないので、とても扱いやすい食材です。万能な食材ゆえ、たくさんのたこレシピがあるのですが、洋食のたこの食べ方は、と聞かれるとカルパッチョやトマトとの煮込み料理ぐらいしか思いつかない人がほとんどです。洋食のたこレシピに「たこのテリーヌ」があります。たこをふんだんに使い、色もよく、香りも良いテリーヌです。これだけでも十分美味しいのですが、サーモン、えびのテリーヌも加えて二層にすると彩りも美しく、立派なおもてなし料理になる、ごちそうたこレシピです。 テリーヌと聞くとお店で食べる物というイメージで、手作り方法は難しそうと思われる人が多いと思いますが、ほとんどフードプロセッサーとオーブン任せの料理なので、比較的簡単に作ることが出来ます。 作る際に準備するものは、たこ(刺身用のゆでたもの)、イカ(刺身用)、サーモン、エビ、卵、玉ねぎ、生クリーム、ショウガ、パセリ、バター、バジル、塩コショウ、ラム酒、市販のチューブわさびです。 分量の目安としては、たこの足大きめ1~2本、イカ1杯分、サーモン2切れ、エビ10匹、玉ねぎ1個、生クリーム大さじ6、卵白2個、バター20g、塩小さじ1、ショウガ、バジル、ラム酒、コショウは少量ずつです。パセリは好みの量を用意します。
たこレシピの作り方の手順
以下、たこのテリーヌの作り方です。 ①玉ねぎはみじん切りにして、バターで炒めて冷ましておきます。 ②たこ、イカは適当に小さく切り、サーモンは皮と骨を取ってエビは殻をむきワタを取り、適当に小さく切っておきます。 ③フードプロセッサーに①の玉ねぎを半量、たこ、イカを入れて回し細かくします。 ④卵白1個、バター大さじ10g、バジル、刻んだショウガ、塩小さじ2分の1コショウを加えてさらに回します。 ⑤最後に生クリーム大さじ3を加えてゆっくり回し、ドロドロにします。仕上げに刻んだパセリを加え、ざっと混ぜ合わせます。 ⑥⑤を他の容器に移し、同じようにしてフードプロセッサーに残りの玉ねぎ、サーモン、エビを入れて回し、卵白1個、バター10g、塩小さじ2分の1、コショウ、ラム酒、最後に生クリーム大さじ3を入れてさらに回します。こちらも仕上げに刻みパセリを混ぜ込みます。 ⑦テリーヌ型(パウンドケーキの型でもよいです)にバター(分量外)を塗り、最初にたこ、イカのペースト、次にサーモン、エビのペーストをつめて平らにならします。この時なるべく空気が入らないように気をつけます。 ⑧天板に湯を張り、160℃~170℃に熱したオーブンに入れ、約40分焼きます。竹串を刺して何も付かなければ焼き上がりです。 ⑨焼けたら10分程冷まし、しみ出た汁を別の器に取り、型から出してアルミホイルで包み、冷蔵庫で冷やしてテリーヌは出来上がりです。 ⑩生クリーム(分量外)に塩コショウ、市販のチューブわさびを加えてホイップし、ポッテリさせたものに⑨で取っておいたテリーヌの焼き汁を少量加えて軽くホイップしてトロリとさせてわさびソースを作ります。 ⑪焼きあがったテリーヌに、⑩のわさびソースをそえ、刻みパセリをふって完成です。
たこレシピの作り方のまとめ
たこレシピにはいろいろありますが、子どもから大人まで楽しめる味の、たこのシチューがあります。ゆでだこを使うとより簡単に調理できますが、生きたたこを手作り方法でゆでだこにする方法もあります。 生きたたこの鮮度の見極め方は、触るとぐっと固くなって、吸盤に触るとしっかり吸い付いてくるものが生きが良い証拠です。頭をくるりとひっくり返し、内臓、目、墨袋を取ってから、たっぷりの塩で全体と足一本一本をよくもみしごきます。特に吸盤はきれいにします。水で洗ってぬめりが取れるまで2~3回繰り返し、大鍋にたっぷりの湯を沸かし、塩少々を入れ、たこを足先からまっすぐ入れて5分ほどゆでたら出来上がりです。 たこのカレーシチューの作り方ですが、材料はゆでだこ、玉ねぎ、ジャガイモ、にんにく、ショウガ、市販のインスタントシチューのもと、カレー粉、牛乳、塩コショウ、オリーブオイルを用意します 。 ゆでだこを生のたこに替えて作ることもできます。生たこを使うとたこの色素でピンク色のカレーシチューになります。 ①たこはぶつ切りにして、玉ねぎはスライス、ジャガイモは皮をむき一口サイズに切ります。にんにく、ショウガはみじん切りにしておきます。 ②鍋にオリーブオイルを熱してたこを炒めカレー粉少々をからめます。 ③にんにく、ショウガ、玉ねぎを加え、中火でよく炒めます。 ④水を加えしばし煮込みます。強火から煮立ったら中火にしてあくを取ります。 ⑤火を止めシチューのもとを加えて混ぜ溶かし、再び弱火にかけて牛乳を加えます。 ⑥カレー粉を少量加えて香りを出し、塩コショウで味をととのえ、しばし煮込めば完成です。 小さな子に作る時は最後のカレー粉は入れなくてよいですし、辛党の人はたっぷり入れて味を調整することができます。
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数ある魚介類の中でも、たこは日本人に馴染の深い魚で、世界のたこ消費量の約6割を日本が占めていると言います。たこには様々な効能があり、心臓病や動脈硬化、肥満の改善に効果があると言われています。たこの中にはタウリンという成分が豊富に含まれています。タウリンは血中のコレステロール値を下げる役割を果たし、血栓の発生や動脈硬化を防ぐ効果があります。またを、亜鉛も多く含んでいるので、亜鉛不足による味覚障害を防止する働きがあることもわかっています。昨今、インスタント食品やファストフードの常食などによる乱れた食生活から味覚障害を起こす若者が少なくありません。これらの改善のためにも亜鉛を多く含むたこを積極的に摂ることは有効なのです。たこは通年スーパーに並んでおり、簡単に手に入る魚なので、一年を通じてたこレシピを楽しむことができます。最初から茹でてパックしたものも売られているので、それらを利用すればより簡単に調理することができます。新鮮なものは生で刺身にしても美味しいですし、煮ても焼いても美味しく、和風、洋風を問わない万能の食材なので、様々なたこレシピでいろいろな味を楽しむことができます。また、たこはイカと違って煮込めば煮込むほど軟らかくなる特性があり、良いダシも出るので、煮物料理が苦手な人にも簡単に美味しい煮物ができます。