マーマレードの簡単な手作り方法や作り方・DIY・レシピ

マーマレードを作ることの楽しさ
市販品を買わず手作りするひとのなかには、売っているものよりおいしく作れるといった理由もあります。 なにより、手間を掛けて作りあげたという喜びや感動は大きく、市販品に負けない特別感があります。 一般的なマーマレードというのはオレンジでできています。 スーパーでも手に入りやすい食材ですが、ほとんどが外国産でワックスや農薬も多く使用しているので皮まで食すには向きません。 日本には、国内で採れる八朔や夏みかんといった食材が向いており、無農薬で傷がある訳ありなども安く売られています。 傷があるものでも、マーマレードにすれば細かくなるのでわからず、食の安全といったことを考えるならこういった食材で作ると、家族にも安心して食べてもらえます。 食の安全や健康を考えたレシピというのはまさに手作りの良さであり、究極のものを作る楽しさもあります。 苦労して自分で作ったものを家族においしいと食べてもらえばすごくうれしいし、また自信作を友人などにプレゼントする楽しみもあります。 作っている間もおいしくできたかどうかの期待感はふくらむし、ワクワクするなどとても楽しい気分になります。 自分が作ったというオリジナル感は、どんなものよりも価値があり良いものです。
マーマレードを作るのに用意する物
マーマレードはオレンジから作るものと思われがちですが、かんきつ類全般ならどれを使ってもマーマレードと呼ばれます。オレンジのマーマレード、夏みかんのマーマレード、柚子(ゆず)のマーマレード等の名称がつけられることもあります。そのため、材料も旬のかんきつ類を使って仕込むことが多く、季節によって作るものが違ってきます。 レモン、ダイダイ(橙)、カボス、甘夏、グレープフルーツからもマーマレードが作れますから、好みの果物で作りましょう。果物を余すところなく使うのが特徴ですので、果汁、皮の両方を利用します。口に入るものですので、低農薬の国産物を使いましょう。 砂糖は使うかんきつ類の50~70%の量から始めます。本来、マーマレードを含むジャム類は、使用する果物と同量の砂糖で煮詰めます。保存性を高めるためにも多くの量が必要ですが、砂糖控えめのさっぱりとした味が好まれるようになりましたので50%の砂糖で作ることも可能です。ただし、50%を下回るとカビが生えたり、保存期間が短くなる原因にもなりますので注意してください。 砂糖の種類は、かんきつ類との相性が良いものを選びましょう。上白糖がよいですが、好みでグラニュー糖やキビ砂糖でも作れます。 保存用の蓋付きのガラス瓶は、マーマレード作りの工程上、耐熱性であればなお良いです。
マーマレードの作り方の手順
手作り方法は、かんきつ類を切って煮るだけです。とても簡単ですので、かんきつ類を使い切れる分量から作り、初めから大量に作らないようにしましょう。 まず、かんきつ類はスポンジなどで表面をこすり、きれいに水洗いをしておきます。皮を剥き、内側の白い部分を包丁で切り取ります。この白い部分が残っていると、苦みの元になります。皮は細長く切っておきます。 鍋に水と皮を入れ、沸騰してきたら10分ほど煮ます。これを2~3回ほど繰り返してください。茹で上がったら皮をザルにあげ、冷めたら水気をよく絞っておきます。 マーマレードは皮を甘く煮ることがメインですが、果肉を使いたい場合は半分だけ果肉を取り出し、残りは果汁を絞っておきます。 鍋に皮と砂糖、果肉を入れて中火の弱火で煮ていきます。砂糖が多く入っているため、途中から焦げやすくなりますので鍋底からかき混ぜてください。次第に煮詰まってとろみがついてきます。 市販のマーマレードやジャムには凝固させるためのペクチンが入っていますが、自然のとろみだけですので好みの硬さに煮詰めてください。 煮上がったら好みでレモン汁を少量入れておくのもよいでしょう。保存瓶が耐熱性なら、熱いうちに瓶に移し替えます。蓋をしっかりと閉め、逆さまにしておきます(蓋が軟弱な場合は、漏れる危険性があるので避けてください)。これは蓋の裏側をマーマレードの熱で殺菌するためです。市販のジャムが瓶いっぱいに入っているのも、空気に触れさせることや瓶の裏側から雑菌が繁殖させないためです。
マーマレードの作り方のまとめ
それでは、マーマレードの簡単な手作り方法を紹介します。マーマレードに使う材料は、八朔や夏みかん、身近な柚子やレモンなどでもできます。 まず、マーマレードに使う部分の下ごしらえをします。 外の皮をむいたら、大きな鍋で2、3回茹でこぼします。水で何度も煮ることで苦さやアクなどを抜いていきます。その後に、白いワタの部分をスプーンなどで2分の1ほど削りとってあげます。 その後、細かく千切りにスライスします。 次に薄皮と実に分けてむいていきます。 実から取り除いた薄皮も捨てずに使用するので小さく切っておき、実は一口大くらいにカットします。 下ごしらえが済んだら鍋で煮ていきます。 皮、薄皮、実すべての材料を入れ、砂糖を加えます。砂糖は三温糖やグラニュー糖など好きなものを使ってください。 弱火でじっくりと煮たら皮が透き通ってきます。水分が少な目になったらレモン汁を少し入れます。 とろみといったものが付いてきたら加減をみて、火を止めます。 冷めるととろみが強くなるので少しゆるいくらいで止めるほうがよいです。 あとは消毒した瓶などに入れ、冷蔵庫で保存します。 こういった爽やかなジャムが冷蔵庫にあって、いつの時期でも味わえるというのはまさに楽しみであり、至福です。 ぜひマーマレード作りの参考にしてみてください。
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