びわジャムの簡単な手作り方法や作り方・DIY・レシピ
びわジャムを作ることの楽しさ
びわを頂いたり自分の家で収穫したときに、生で食べる以外の選択肢が頭にない場合は、早く食べなくてはと焦ってしまいます。しかしジャムに加工することが念頭にあれば、手元のびわのうちいくつを何日までに食べ、その他はジャムにしようと考える余裕ができ、楽しみが増えることになります。 自分でジャムを作るメリットは、市販のジャムに入っている保存料や染料などが入っていないものを食べられることです。また、味の調節を自分で行えるので、酸味を強くしたり、はちみつを多くしたりして、簡単に好きな味のびわジャムにすることができます。粘度や果実の形の残り方も思うがままです。 びわには皮や種がありますが、ジャムにする前に取り除くので、びわジャムでは果実のおいしさがたっぷり味わえます。びわ好きの方はもちろん、皮や種を取るのがむずかしい方にもびわを楽しんでいただけます。忙しい朝食や、ゆっくりしたいティータイムにも、びわジャムを活用することができるようになります。 ジャムは煮詰める工程があるので、煮詰める間にいい香りがして、とてもリラックスできます。とろける砂糖の甘い香りとともに、ジャム瓶の中にびわの香りを閉じ込めるのです。一度びわジャムの手作り方法を知ると、びわの収穫時期が毎年の楽しみになることでしょう。
びわジャムを作るのに用意する物
びわジャムに使う材料はとてもシンプルで、フレッシュなびわを適量と甘みをつけるための砂糖、大きな鍋、かき混ぜるための木べらや木製の大きなスプーン、完成したびわジャムを入れるための保存容器があれば誰でも簡単に手作りができます。旬のびわは糖度が高く、特に自宅に木があって完熟した果物を収穫できる場合はびわ本体が甘いので砂糖は控えめでも美味しく作ることができます。基本は種を取って皮をむいたびわの重さの30パーセント程度の量の砂糖を使用します。すぐに食べきってしまう場合は砂糖を控えめにしてさっぱりと仕上げても構いませんが、長期間保存したいときは保存料として砂糖を多めにします。びわは水気が多いので水分を加える必要はありません。切り口の酸化を防いで仕上がりの色をよくするためにレモン汁を少々入れると風味がよくなります。皮をむいたあとで塩水に漬けておくことでも変色を防げるので、鮮やかなきれいな色のびわジャムにしたいときは大きなボウルに薄い食塩水を作って用意しておきましょう。少量だけ作りたい場合は鍋ではなく電子レンジで簡単にできる方法もあります。その場合はレンジにかけられる深めのガラス製耐熱容器を準備しましょう。
びわジャムの作り方の手順
びわジャムの手作り方法は、まずびわの皮を丁寧に剥きます。変色しやすい果物なので、剥いたらすぐに塩水かレモン水に漬けたりレモン汁をふりかけるなどの工夫をしましょう。色を気にしないなら味に変わりはないのでそのままでも構いません。種と種の周りの繊維質もしっかり取り除いておきます。剥き終わったら全ての重さを量り鍋に入れて、びわの30パーセント程度の量の砂糖を上からふりかけます。軽く混ぜ合わせて少し時間を置いて、水分が出てくるのを待ちます。急いでいる場合はそのまま火にかけても大丈夫です。鍋を火にかけて、沸騰してきたら火力を弱めて木ベラでかき混ぜながら水分を飛ばして煮詰めていき、好みの固さになったらできあがりです。かき混ぜていると自然にびわが潰れてジャム状になりますが、しっかりと潰したいときはフォークなどで押さえてピューレ状にします。塊を残したいときは焦げ付かないようにそっと混ぜるようにしましょう。少量を電子レンジで作るときは、びわをあらかじめ小さめに切ってから砂糖をかけてレモン汁を少々加えてから、ラップをしないで600W程度で3分間加熱すればできあがりです。作り方を覚えて旬のびわジャムを楽しみましょう。
びわジャムの作り方のまとめ
びわジャムの作り方はお菓子作りよりは簡単です。 びわと、砂糖、レモン汁、ジャム用の瓶を用意します。砂糖はびわの60パーセント以上なければゲル化しません。びわの重量の60~70パーセントの砂糖が必要です。(びわ1キロなら600~700グラム)。砂糖だけでなくはちみつなどの糖質でも同様にゲル化しますので、好みで加えてください。精製されたグラニュー糖がもっとも果実の香りとさわやかな味を際立たせますが、一般に砂糖と呼ばれている上白糖でもジャムにならないわけではありません。レモン汁は小さじ2杯から適宜味をみながら足していきます。 ジャム用の瓶は煮沸消毒して、カビが発生しないように乾燥させておきます。 まず虫の穴があったり色が悪くなりすぎたびわは除きます。びわの皮と種、内側の薄皮を取り除きながら、指で割り、適度な大きさにします。変色しないように、少量ごとに剥いたらすぐに砂糖をまぶしておきます。 砂糖がこびりついても掃除のしやすいホウロウ鍋に、砂糖をまぶしたびわと残りの砂糖を入れ、中火で煮詰めていきます。アクが出れば取り除き、焦げ付かないようにへらで混ぜ返します。果実が大きくないジャムが好きな方は、このときに潰しながら混ぜます。 とろみが出てきたら弱火にし、レモン汁を小さじで少しずつ入れて、かき混ぜます。冷めるとさらに固くなるので、好みのとろみより少し早い程度になったら火をとめ、瓶に入れて冷まします。
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びわは初夏の風物詩でもあり、美味ですが、収穫後に追熟することがなく、すぐに変色して悪くなってしまいます。そこでびわを砂糖漬けにすることで、腐敗の原因のひとつである水分を減少させ、長期保存できるようにします。さらに酸を加えて加熱すると、果物に含まれるペクチンがゲル化し、ゼリー状になります。ゲル化したペクチンはびわのなかの水分を砂糖に吸収させ、さらに腐りにくくなります。こうして保存のためにびわジャムにする工程で、同時に、砂糖と酸によっておいしく味をつけることにもなります。果物本来の甘さに砂糖やはちみつによる甘さを足すことで、より食べやすく、食べなれた味に調整できます。こうして作ったびわジャムは、トーストや焼き菓子、ヨーグルトやアイスクリームなどに乗せて食べます。びわをジャムに加工することは、生のびわの状態よりも使用用途を増やすことにつながります。ジャムにするには少量の果実しかなくても可能です。味の悪いびわをジャムにしたり、これ以上日持ちしそうにない余ったびわを収穫すれば、ジャムに加工して保存することができます。びわをよりおいしく食べ、長く楽しむことができるよう、びわジャムの手作り方法を覚えてしまいましょう。