パペットの作り方!簡単に可愛い手作り人形が作れる

保育園で人形劇!なんとセラピー効果も
アメリカの人気子供向けテレビ番組に登場する個性豊かな可愛いキャラクターたちは、その大きさや形がそれぞれ異なっているため、キャラクターに合わせて作者がパペットとマリオネット(糸吊り人形)を使い分ける手法をとり、この2つ組み合わせて「マペット」という造語まで作り出しました。
この手法には、日本の伝統文楽の影響を大きく受けているといわれています。パペットには人を癒す効果や楽しませる効果があり、保育園や幼稚園ではもちろん高齢者施設でも人形を使って劇などが行われています。
また、「パペットセラピー」というものもあり、人形が仲介役となることで、会話することが困難である自閉症の子供達ともコミュニケーションをとることが可能となったり、精神疾患のある患者に対しての心理療法や心理ケアなどの医療支援にも採用されており、高い効果を得ています。
人間にはなかなか離せないことも人形になら話せるという人も多く、こうした人達の良きパートナーとなっているのです。パペットを使用した人形劇などを行う際には、是非手作りに挑戦してみましょう。
人形を言うと「手作りは難しいのでは?」と感じる方も多いと思いますが、意外と簡単に作ることができるのです。
用意する材料、フェルトや靴下は人気
子供たちに人気のある人形にパペットがあります。人形には大型の等身大のものからかわいいものまで様々なものがあり、小さなものでもディスプレイに使用したり、その使い方や遊び方にもいろいろな方法があります。
その中でもパペットは身近な材料を用いて簡単に作ることができ、素材のバリエーションとしても多くのものを利用して作ることができます。パペットを手作り方法で作る場合に、まず、材料としては、靴下や手袋、布切れやフェルト、また、紙袋などを上げることができます。
手袋などの袋状の材料などでは、そこに目などをつけるだけでも作品とすることができ、また、紙袋等においては絵具やサインペンなどを用いても簡単にパペットとなります。
使う道具としては対象とするパペットにもよりますが、布系の場合にはボンドや裁縫道具、また、両面テープ等があれば作ることができ、少しリアルにしたい場合には口や鼻、また、目用にボタンなどを活用しても面白い作品に仕上げることができます。
大人数人で子供たちを対象に喜ばせたい場合には劇などを計画してもよく、その場合にはそのストーリーに合わせて複数のパペットを作るようにします。そして、それに合わせてバックなどの景色を準備すればパペット劇を行うことができます。
パペットの型紙と作り方の手順
パペットを手作りする場合には、対象とするものの簡単なスケッチから始めます。その場合にはできるだけ内容を決めておいた方がよく、また、色等に関しても決めておいた方がスムーズに制作を進めることができます。
パペット作りには決められた内容は特別なく、もし、途中で変更をしたい場合にはひらめきなどの感覚で行っても構いませんが、その場合においてもおおよその大きさ等は決めておく必要があります。
手順として布やフェルトを使用して作るには、まず、型紙を作ります。自分の手をベースにして作るようにし、型取りができたならば左右対象になるように、紙を人差し指の真ん中から縦に2つに折りにし、小指側の線に沿って切りとります。
頭となる部分は本体とのバランスを考えて大きさを決め、ある程度の存在感を出したい場合には半分より上は円、下は楕円になるようにします。次に布を共布として切りだし裏返して縫いつけ、それを反対側にひっくり返します。
各パーツに関しては、一気に縫い込める場合には本体と同じ作業でも構わず、強調等をしたい場合には別に作り、本体と縫い合わせていきます。この場合に縫い合わせが難しい場合には両面テープやマジックテープを利用しても問題はありません。
そして、各々のパーツに細かい装飾パーツをボンドで貼り付けて完了となります。パペットは頭の部分を強調するために、発泡スチロールや綿などによって、より立体感のあるものにする場合がありますが、そうすることによって実際に使用した場合などは迫力のある雰囲気を出すことができます。
100円ショップ(100均)もお手軽、パペットの作り方まとめ
パペットの簡単な手作り方法として、フェルトを使ったものがあります。100円ショップ(100均)に行けば、フェルトから中綿などの材料がほとんど揃うので、お手軽でとても簡単です。
また、手作りパペットの本も販売されているので、それを購入すると1種類だけでなく何種類もの人形を制作することもでき、さらにそれぞれの型紙も付いているのでとても便利です。
最近、こうした人形は子供達にとても人気があるため、たくさんの種類を作って子供会などで人形劇を行えば、きっと子供達も夢中でお話を聞くこと間違いなしです。手作りすることで、キャラクター達は笑ったり、泣いたり、時には怒ったりと、様々な表情を見せてくれます。
そして、その柔らかくかわいらしい表情で語りかけることで、子供達とのコミュニケーションも取れるとともに、いつしか子供達が独自のストーリーを作り出していくようになります。こうした体験が、子供の豊かな表情を作り出していき、独自の世界観も作り出していきます。
また、小さな子供には、ぐずった時に登場させるとママも怒らずに済み、子供もきっと人形の言うことを聞いてくれることでしょう。親子の絆を強くしてくれ、心の傷も癒してくれる可愛いパペットを是非手作りしてみてください。
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『パペット』は、人形劇などで使用される操り人形のことで、人形の操り方との組み合わせで使われることが多いです。同じ人形と呼ばれるものに「ドール」がありますが、このドールとは飾り人形や抱き人形などの動きを伴わない人形を指します。これとは逆に、パペットは人間が糸や指を使って人形を動かすことで、その動きを楽しむことが目的に作られています。パペットが世界的に知られるようになったのは、1960年代に始まったイタリア人形劇のネズミキャラクターといわれていますが、この人形劇に登場する可愛いキャラクターには、一般的な操作方法である糸や指を使うものではなく、棒を使って操作するものでした。日本でもこのような手法を用いた子供向け番組が1992年4月から放送されています。日本でパペットを用いた人形劇は1954年からテレビ放送されており、当時の子供達の娯楽の一つとなっていました。日本には古くから人形を使った劇が行われており、その歴史は江戸時代初期にまでさかのぼります。この頃の人形芝居は、三味線音楽と浄瑠璃とが結びついて生まれたとされており、これを「人形浄瑠璃」といいます。浄瑠璃を語る「太夫」では竹本義太夫が、作者では近松門左衛門や紀海音といった、優れた人物らによってこの時代の人気娯楽となりました。