牛乳でバターの簡単な手作り方法や作り方・DIY・レシピ

牛乳でバターを作ることの楽しさ
牛乳でバターを作る、当たり前のことですが日本ではあまり実行している人はいないかと思われます。その理由として、もともとバターというのは近代になって入ってきた食材であり、最初からバターという個別のもので市販されたことによって、手作りという発想が浮かばなかったということです。しかも簡単ですが手間暇と時間、労力がかかってなかなかに面倒だったりするのです。それゆえわざわざ手作りをする必要もなく、また日本の食生活において必ずしも必要というわけではないので作られることが少なかったのです。 しかしながら手作りのバターは一度食べると病み付きになってしまうほどに美味しく、上質の生クリームと同じように濃厚さがありつつも、後味が爽やかなものなのです。バターというのは作られてから販売される、そして手元に来るまでに時間が経っていて、どうしても品質が劣化してしまいます。手作りというのは出来立てをすぐに食べることができますので、新鮮さは言うまでもなく、風味や味わいも素晴らしいものがあります。それゆえ一度自分で作って食べてみるのがよく、また作る工程が見えるので面白く、液体が個体になっていく過程というのは手作りでなければ見ることができず、子どもがいるなら一緒に作ると好奇心が刺激されるはずです。
牛乳でバターを作るのに用意する物
牛乳でバターを手作りする方法はとても簡単です。準備する物も特別な材料や器具は必要なく、ご家庭にある物を使ったり、スーパーなどで簡単に購入できる物ばかりです。 牛乳でバターを作る際に準備する物ですが、一番大切なのは牛乳です。牛乳なら何でも良いというわけではなく、「ノンホモジナイズド牛乳」を使わなくてはいけません。ノンホモジナイズド牛乳は牧場や通販で購入ができますが、取り扱っているスーパーもあります。 もしノンホモジナイズド牛乳が手に入らない場合には、市販の牛乳と乳脂肪分45%以上の生クリームを用意します。乳脂肪分が低かったり、植物性の生クリームを使ってしまうと、バターがうまく作れないので、材料を購入する際には成分表示を確認しておきます。塩分の入ったバターを作りたい時には塩も準備してください。牛乳でバターを作る際の材料は以上になります。 次にバターを作るために必要な器具を用意します。まずはふた付きのペットボトル。大きさは2リットルの物が最適です。そして、ザルまたはコップなどの容器と厚手のキッチンペーパーも必要です。絶対に必要ではないのですが、氷水を入れたボウルも用意しておくと、バターが固まりやすくなるので便利です。ガーリックやバジルなどを加えたい時は、好みの材料を準備しておきます。
牛乳でバターの作り方の手順
バターの手作り方法ですが、ノンホモジナイズド牛乳を利用する時は下準備が必要です。ペットボトルに牛乳を入れて日の当らない涼しい場所に24時間ほど置いておくと、成分が分離してクリームが上にたまります。バターを手作りする時には、このクリームを使います。 ノンホモジナイズド牛乳から採取したクリームまたは、牛乳200mlと生クリーム150ccをペットボトルの中に入れます。この分量でおよそ200gのバターができるので、作りたい量に応じて材料を増減してください。 あとは根気よくペットボトルを15分から20分ほど振り続けます。手のひらの体温でペットボトルが温まってしまうと固まりにくくなるため、ペットボトルの端の方を持つようにするか、時折ボウルの氷水で冷やすようにします。 次第に中身がホイップ状になってきて、バターと水分に分かれたらペットボトルをカットしてバターを取り出します。分離した液体は低脂肪牛乳として、そのまま飲む事ができます。取り出したバターの水分を切るため、ザルまたはコップ等の容器にキッチンペーパーを敷いて、その上にバターをのせて軽く絞ります。そのまま冷やして固めると手作りバターの出来上がりです。塩を加える時には、冷やして固める前にボウルにバターを入れて、塩を2gほど加えて練ります。ガーリックやバジルなどを加えたい時は、このタイミングで入れます。 バターは冷蔵庫に入れて保存し、早めに食べるようにします。消費の目安は無塩バターで3日程度、塩を加えた場合は10日程度日持ちします。
牛乳でバターの作り方のまとめ
それではバターの手作り方法ですが、用意するものは当たり前ですが牛乳が必要となってきますが、普通に市販されている品では脂肪分が少なく作ることはできないのです。一般的に牛乳は「ノンホモジナイズド牛乳」と「ホモジナイズド牛乳」に分けられていて、ホモジナイズド牛乳というのはホモナイズという処理をされた牛乳のことで、どういうことをするのかいうと、攪拌したり超音波を当て、牛乳に含まれる脂肪球を細かく均質化する処理のことで、これをするとバターにするための乳脂肪分が集まらず作れなくなるのです。それゆえその処理をされていないノンホモ牛乳を使用しましょう。一般的なスーパーでの購入は難しいですが、通販等で手に入ります。そしてバターを作るのにもっともよいのは乳牛から絞った生乳で、手に入る人はこちらで作ると風味や味わいが格段にアップします。 作り方は牛乳を底の浅いトレイなどに入れて涼しいところで30時間ほど放置すると、生クリームが分離して上に溜まりますので、それをすくってふたのしっかりと閉まる瓶に入れます。冷蔵庫などで冷やして、タオルで巻いてひたすら振っていくと脂肪分が固まります、これがバターになります。固形分だけを取り出して好みで塩を混ぜれば出来上がりです。
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少し前からバター不足が続いていて困っている方も多いかと思われます。欲しくても売っていない、これは問題ありのことで、確かに絶対になければいけないものではありませんが、やはり焼きたてのパンに塗って食べれば格別ですし、味だけではなく風味づけという意味で必要なものとなってきます。代用品としてマーガリンがありますが、こちらは味や風味で落ちますし、最近はトランス脂肪酸の危険性が叫ばれていて、なんとなく使うのを躊躇する方も多くなっているはずです。それではどうしたらいいのかというと、牛乳でバターを手作りすればいいのです。もともとバターというのは牛乳からできているものですし、家庭で手作りするというのは日本ではあまりないことですが、海外ではそうやって作っていたのです。今も乳牛を飼育している家では牛乳でバターを手作りして、新鮮な味を楽しんでいるのです。作り立てというのは格別なものがあって、味や風味はもちろんのこと、口に入れた時の滑らかさや豊潤さも市販された品に比べて格段上になるのです。しかも面倒ですが決して難しいわけではなく、子どもでも根気さえあればできますので、気になる、興味があるという人はチャレンジしてみてください。