カラメル焼きの簡単な手作り方法や作り方・DIY・レシピ
カラメル焼きを作ることの楽しさ
カラメル焼きはもともと室町時代の終わりごろに、ポルトガルやスペインから伝わったお菓子で、明治時代に入ってから今のように重曹を使って作られるようになり、夜店や縁日になくてはならないお菓子になりました。 カラメル焼きを作る楽しさや得られるメリットは、やはり自分で食べる分は自分で作れることでしょう。小さなお玉で一つひとつ作るから、何人かで順番に作ることができます。うまくいっても失敗しても食べられる点は楽しく、また膨れ具合もそれぞれ違いますので、お互いの出来を比べても楽しいです。 カラメル焼きをきれいに膨らませるには、絶妙な温度管理が大切です。何回か作っているうちに混ぜるタイミングなどのコツがつかめてきますが、慣れないうちは温度計を片手に作ってもいいでしょう。その絶妙なコツがつかめた時、今まで以上の楽しさや喜びが得られること間違いなしです。 またカラメル焼きは砂糖で作られていますので、そのままおやつとして、お酒のおつまみとして食べてもおいしいですが、アレンジも自由にできます。コーヒーに砂糖の代わりに入れるとまろやかな味になり、煮物に入れても美味しいです。 砂糖からできているので気になるカロリーですが、直径約10センチメートルのもので150キロカロリーほどになります。家で作る場合は、砂糖1グラムあたり4キロカロリーで計算すると良いです。
カラメル焼きを作るのに用意する物
よく縁日の屋台などでカラメル焼きを職人さんが簡単そうに作る光景を目にします。味付けはザラメのみという単純なお菓子なので、まだスーパーもなく手軽にお菓子が手に入らない時代は、お母さんが子どものおやつに手作り方法でカラメル焼きを作ったりしていました。カラメル焼き職人は専用のカラメル焼き用おたまを使いますが、家庭で作る場合は浅めの貝じゃくしでも代用できます。カラメル焼きは温度が大事なので、材料の他に、200度温度計を用意します。この温度計は混ぜ棒を兼用します。温度計が直接おたまの底に触れると、加熱しすぎで誤って温度計が割れる恐れがあるので、先を少し引っ込ませて両側を割り箸で挟んで、輪ゴムでしっかり固定します。これで温度計の混ぜ棒の出来上がりです。あと、おたまを冷やすための濡れ布巾も準備しておきます。 材料は、ザラメ糖、グラニュー糖、重曹、卵を用意します。卵は卵白だけを使うのであらかじめ黄身と白身に分けておきます。分量の目安としては、ザラメ糖40gに対して水30cc、重曹40g、卵白1個、グラニュー糖5gを使います。おたまを直接ガスコンロで炙って作ることも出来ますが、カラメル焼きの醍醐味はおたまからモコモコふくれるカラメルの変化なので、お子さんと作る場合はカセットコンロを用意して作ると、作る工程を一緒に楽しむことが出来ます。
カラメル焼きの作り方の手順
カラメル焼きの作り方は以下の通りです。 ①卵白に重曹を混ぜ溶かし、シャーベット状になったらグラニュー糖を加えて混ぜ、重曹卵を作っておきます。 ②おたまにザラメ(あるいはグラニュー糖)を入れ、水を適量加えて火に掛けます。ザラメをグラニュー糖にかえて作ると真っ白なカラメル焼きが出来ます。 ③外側から弧を描くようにゆっくりと混ぜながらザラメを溶かしていきます。この時温度計の混ぜ棒を使って温度を見ながら混ぜていきます。 ④水分が蒸発しすぎないように火加減を調整しながら混ぜ熱していきます。60度くらいで周りに泡が立ち始め、100度くらいで全体に大きな泡が立ち始めます。110度くらいで細かい泡が立ち始め、120度くらいで粘り気のある気泡に変わります。 ⑤温度が125度くらいになったら火から下ろし、泡が静かになるまで5~10秒程おき、重曹卵を中央に適量加えて割り箸などで激しくかき混ぜます。この時重曹卵を割り箸の先に直接つけておくとやりやすいです。 ⑥粘り気が出てきてかき混ぜたあとにおたまの底が見え始めたら割り箸を抜きます。 ⑦全体が盛り上がり亀裂が出来たら成功です。ふくらみ終わるのを待ち、濡れ布巾の上にのせて冷まします。 ⑧再度弱火でおたまを軽く炙って、おたまからすべり出させて完成です。取り出す時が壊れやすいので慎重に取り出してください。
カラメル焼きの作り方のまとめ
カラメル焼きは最初に砂糖と水を約125度まで加熱することで、ソフトな甘味と気体が逃げにくい粘度を得ます。その後砂糖と混ぜた重曹を入れることで二酸化炭素の気体と水蒸気が発生し、気体を含んだまま膨らませることができるのです。ただ重曹を入れるタイミングが難しく、温度が低いと重曹の熱分解が進まず、気体の圧力が足りなくなります。温度が高すぎると砂糖の結晶が成長できず、粘度が低くなってしまうためせっかく発生した気体を逃がしてしまうことになります。 学校の授業でカラメル焼きを作るとしたら、小学校高学年もしくは中学生の時に習う加熱の実験や熱分解の実験になります。カラメル焼きは温度調節以外にもかきまぜ方のコツもありますので、授業で習っただけでうまく膨らませるのは難しいかもしれませんが、例え膨らませることができなくても十分楽しい授業になることでしょう。 簡単なようで意外に難しいカラメル焼きを上手に作るためのキットも登場しました。銅製のカラメル焼き器とすりこぎ棒のセットです。作り方説明書付きなので、手軽に家庭でも作れる、失敗が少ない、よく膨らむと好評です。水15シーシーに対し砂糖大さじ4杯、重曹一つまみで出来上がります。
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カラメル焼きは砂糖と重曹と水、できれば卵があれば意外に簡単に作れることを知っていますか。これに金属製のお玉があればすぐにでも作れます。手作り方法を簡単にいうと砂糖と水を、卵白と重曹を混ぜておきます。金属製のお玉に砂糖水を入れ火にかけます。砂糖水がねっとりしてきたら、重曹と卵を混ぜたものを入れ、膨らませます。このカラメル焼きですが、うまく膨らむ時と膨らまない時があります。膨らまなかった時はべっこう飴として食べられますので問題ありません。年配者にとっては昔家で食べていた懐かしい味、若者や子どもたちにとっては駄菓子屋さんや縁日で買って食べたことがあるのではないでしょうか。そんなカラメル焼きですが、作る理由や目的は人によって様々です。ホームパーティでわいわい言いながら作っても楽しいですし、昔懐かしい味を味わいたくて家で作ってみた、という人もいるでしょう。夏休みの課題として、子ども達と一緒に作ってみた、という親子もいます。小さなコンロがあれば作れますので、学校の理科室で実験として、公民館のイベントの一環として行うところも出てきました。材料費があまりかからず、調達も簡単なので模擬店のメニューとして登場することもあります。作る過程が面白いので、作ったことがなくてもチャレンジする価値はあります。