石鹸の簡単手作り方法や作り方・DIY・レシピ

石鹸を作ることの楽しさ
手作り石鹸のメリットは、やはり自分の好みの石鹸を作ることができる、という点でしょう。基本的な手作り方法を抑えておけば、後は自由にアレンジができます。手作りの基本は苛性ソーダとオイル、水分を混ぜる、というものですが、このオイルの種類や組合わせ、配合量を変えることで、保湿力の高いもの、浸透力のあるもの、泡立ちの良いものなど、自分の好みの石鹸を簡単に作ることができます。エッセンシャルオイルを加えれば、オーガニックな香りを楽しむこともできるのです。オイルの配合を工夫してみたり、混ぜ方や時間のタイミングを計ったり、自分であれこれと試しながら、自分の思い描く姿に近づけていく喜び、手作りならではの醍醐味ではないでしょうか。 また、石鹸作りはマニアックに凝ることもできますが、ごく簡単に子供でもできるような方法ですることもできます。親子でコミュニケーションをはかりながら石鹸を作る、そしてそのできあがったものを一緒にお風呂で使う、これはスーパーやデパートで買ってきたものでは味わえない喜びです。 確かに今の時代、手作りは決して効率の良いものでもリーズナブルなものでもありません。材料を吟味すれば返って買ってしまった方がよほど安く済むでしょう。しかし、そこには絶対に手作りでなければ味わえない何かがあるのです。
石鹸の簡単手作り方法や作り方・DIY・レシピを作るのに用意する物
石鹸を作る際に用意する道具は、料理で使う温度計、耐熱計量カップ、はかり、ゴムへら、かき混ぜるためのガラス棒、ガラスボウル、泡立て器、スプーンです。薬品を使用するため、安全を考えるならマスクやゴム手袋、保護メガネなども用意しておいたほうが良いです。石鹸作りに必要な材料は、オイル、精製水、苛性ソーダです。選んだオイルによって完成する石鹸の特徴が変わるので、自分の好みのオイルを用意してください。例えば、オリーブオイルを使うとしっとりとした仕上がりに、ココナッツオイルを使うと泡立ちがよくなります。ホホバオイルを使うと保湿力の高い石鹸になります。水は必ず精製水を用いるようにしてください。普通の水道水や市販の水には塩素やミネラルなどが含まれており、これらの不純物が石鹸を作る上で邪魔になってしまいます。苛性ソーダは薬局などで手に入る薬品ですが、取り扱いに十分注意しなければならないため、薬局によっては印鑑や身分証明が必要になる場合があります。こういった材料を一つ一つ準備するのが面倒くさいという方は、石鹸を作るためのオイルミックスというものを用意してください。苛性ソーダなどを買う必要もなく、オイルの分量を間違える心配もないので、初心者にはオススメです。
石鹸の作り方の手順
石鹸の手作り方法は意外と簡単です。まずは、はかりの上に耐熱計量カップを乗せ、その中に苛性ソーダを57g入れます。次に別の計量カップとはかりで水を175g用意して、苛性ソーダと水を合わせて苛性ソーダ水を作ります。キッチンのシンクなどこぼしてしまっても大丈夫な場所で混ぜてください。混ぜる際にはガラス棒を用いて混ぜます。苛性ソーダを入れると水の温度が急激に上昇するため気をつけてください。冷水を張ったボールなどに苛性ソーダ水の入った耐熱計量カップを入れて温度計で温度を測りながら40度になるまで冷まします。次にオイルを500g用意し、弱火で40度になるまで加熱します。苛性ソーダ水とオイルの温度が同じになったら火を止め、オイルを苛性ソーダ水にゆっくりと注ぎ入れます。泡立て器を使用して20分間かき混ぜ続けてください。苛性ソーダとオイルが化学反応を起こし、鹸化が起こります。20分経った後は分離しないように気をつけながら休みながら混ぜてください。表面にうすく後型が残るようになったら混ぜる作業は終わりです。ここまで出来たら、この溶液を石鹸の形にしたい型に流し入れます。ゴムへらを使うとスムーズに流し入れることができます。溶液を入れ終えたら、型をダンボールや発泡スチロールなどの保温箱に入れて石鹸を保管します。1日経ったら、風通しの良い日陰で1~2ヶ月ほど乾燥させて完成です。
石鹸の作り方のまとめ
手作り方法の基本は、苛性ソーダとオイル、そして精製水です。この3つを混ぜるだけで、石鹸が生まれます。ただし、苛性ソーダは熱を持つ性質があるので、扱いには十分注意して下さい。道具もステンレスや耐熱ガラスを使うようにしましょう。 まず精製水に苛性ソーダを少しずつ加えて、混ぜ合わせます。その時に熱が出るので、ゴム手袋や保護グラスなどで防御しておきましょう。一方配合するオイルも混ぜて、こちらを湯煎などにして温度を40度ちょっとぐらいに温めます。その中に同じく40度ぐらいにさました苛性ソーダ入り精製水を少しずつ注ぎ込み、混ぜ合わせます。なお、オイルは自分で配合するのも楽しいですが、量など計るのが面倒で、という方にはあらかじめ各種のオイルが混ぜ合わされたオイルミックスも売られています。 だいたいこれで15分から25分、白くとろみがつくまで混ぜ合わせ、字が書けるほどになったところで紙などの型の中に流し込んで、固めます。この時、急に温度が下がらぬよう、発泡スチロールや段ボールなどの保温箱に入れておいてください。その状態で24時間程たったら、使いたい大きさに切り分け、乾燥させてできあがり、です。 いかがですか。苛性ソーダに注意する以外は、誰でも簡単に手作りが楽しめそうだと思いませんか。自分の手作りした石鹸でゆったりとお風呂の時間を楽しむ、新しい贅沢と言えるのではないでしょうか。
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今、手作り石鹸が静かなブームを呼んでいます。様々な物が市場にあふれる時代、時間と手間をかけても手作りにこだわるという人が増えているのです。手作りにこだわる理由は人それぞれでしょうが、やはり何と言っても「安心感」が大きいのではないでしょうか。自分で作ったものでしたら、100%無添加の石鹸です。しかも配合するオイルも自分で選べるのですから、アレルギーがある方や肌の弱い方でも安心して使うことができます。また、物があふれた時代だからこそ、世界にたった一つの石鹸というのが、価値を持ってくるのでしょう。大切な人へのプレゼントに自分の手で作った、世界でただ一つの石鹸を贈る、なんて素敵ではありませんか。例えばバレンタイン、例えば誕生日、贈る相手や目的に合わせて、自由自在に作ることができるのです。そして環境問題が叫ばれる今、手作り石鹸のエコロジーな側面にも注目が集まっています。石鹸はそれ自体元々環境に優しいものですが、手作りすることでより自然に配慮したものにすることができます。廃油を使うなど廃物利用をすることも可能です。様々な意義や目的に応えてくれる手作り石鹸、一番の理由はたくさんのメリットを感じながら手軽に手作りの喜びを味わえる、ここにあるのでしょう。