手作り醤油の簡単な手作り方法や作り方・DIY・レシピ

手作り醤油を作ることの楽しさ
醤油は、麹が小麦や大豆を発酵させて作りだしたものであり、ビタミンやミネラル、アミノ酸や酵素などの有効な成分を豊富に含んでいます。特に、醤油に含まれているアミノ酸には血圧の上昇を抑制する作用があるので、高血圧で悩んでいる人でも安心して使用できます。これは、血圧を上げる働きを行う酵素の活性を阻害することによるもので、高血圧の治療薬を利用した時に匹敵する効果が発揮されます。 また、醤油の香りを構成している成分には、老化の原因物質である活性酸素の働きを抑制する抗酸化作用があります。活性酸素とは、本来は体外から侵入してくるウィルスや細菌から身を守る役割を担っているのですが、一部の悪玉と呼ばれるものは自分の細胞を攻撃して酸化させてしまいます。これにより、鉄が赤く錆びる様な状態に細胞が変わるので、身体中の至るところに異常が発生することになります。この活性酸素の働きを抑制するということは、醤油にはアンチエイジング効果が期待できるということです。 このように、醤油には多様なメリットが得られるので、手作り醤油を作ることは健康をキープするために非常に有効です。食生活を豊かなものに改善するとともに、健康状態を良化する効果も期待できます。
手作り醤油を作るのに用意する物
醤油は日々の生活をしていく上でも欠かせない調味料の一つですが、これを手作りする事ができると言われると、興味が出て来る人もいるのではないでしょうか。いろんな醤油がありますが、もっと安心して醤油を使いたいと思うのであれば、手作り醤油にチャレンジをするのはとてもいいことです。手作り方法もいろいろ紹介されていますので、なるべく簡単な方法にチャレンジしてみるといいでしょう。 材料に関しては、全粒の小麦粉、大豆、醤油用の種麹、天然の塩に水です。水はなるべくミネラルウォーターなどいい水を用意する事をおすすめします。そして、道具に関しては仕込みをするための瓶、ポリ袋や大なべ、そしてざるを探して置いて下さい。準備しながら作業をしようとすると、どうしても途中で何か足りないという事が出てきますので、手作り醤油もスムーズに作っていくことが出来ません。まずはきちんと必要な材料と道具を揃えてから作業に入るようにしましょう。醤油を作っていくのはとても長い作業になります。じっくりと時間をかけて、成長を見守るようにしながら手順や時間、温度などにも気をつけていきましょう。手軽に作りたいならキットもあるので、それから挑戦してみるのもいいでしょう。
手作り醤油の作り方の手順
手作り醤油を仕込む時期は、涼しい時期になるので2月頃から室温が25度程度の春先ぐらいがベストです。用意した大豆を洗って一晩水につけます。次の日大豆を煮込んで生きますが、皮が剥がれたら取り除き、沸騰してきたら出て来るあくもしっかり取りましょう。圧力鍋なら約1時間、普通の鍋なら8時間ほど煮ていきます。小麦粉はフライパンで炒っておきます。茹で上がった大豆は潰れるほどの柔らかさになっていたら引き上げて冷まします。40度以下になるまで冷めるのを待ちましょう。小麦と麹を混ぜ合わせておいて、それを今度は大豆に混ぜ合わせていきます。麹を山形に盛って室温32度ほどの部屋におきます。6時間越えると麹が発熱し始めるので、温度管理をきちんとしておきましょう。様子を見ながら換気をして下さい。18時間後に一度手入れをして大豆をほぐしていきます。また戻していきますが、今度は28度ぐらいの室温を保ちます。このように作業を続けて大体早くても9ヶ月、出来れば1年はしっかりと熟成させると美味しい醤油が出来上がります。最後には出来上がったものを絞れば醤油が出てくるので、密閉容器などに入れて保存しながら使います。手作り醤油が出来た時は本当に感動するものです。
手作り醤油の作り方のまとめ
手作り醤油の手作り方法は、まずは大豆の準備からスタートします。大豆のごみを取りながら水で良く洗い、その後綺麗な水に24時間浸けておきます。そして、浸けた水と一緒に鍋に入れて茹でます。湯気が上がるまでは強火で煮込み、湯気が上がってからは弱火に変えます。指でつまんでつぶれる程度の固さにするのが目安であり、2時間から3時間かかります。そして、この大豆を茹でている間に小麦の準備に取り掛かります。 小麦は、フライパンで焦がさないように炒ります。なお、油をひく必要はありません。炒って膨れ上がった小麦は、次にミキサーで細かく砕きます。そして、冷めるまで待った後に、麹と混ぜます。熱い状態で混ぜると麹は死んでしまうので、注意しなければなりません。 そして、この間に茹であがった大豆を次に蒸すという作業に移ります。特に、表面部分に水気が残らないようにすることがポイントです。蒸し上がった大豆は、アルコール消毒したトレイに移し、40度以下になるまで冷まします。そして、消毒した布を大豆に被せて培養へと移ります。 この状態で2日間ほど経過したら表面部分はぼろぼろになっています。これに、水と小麦と麹を混ぜたものを加えて、密封して放置します。出来あがるのは、仕込んでから10カ月が経過した頃になります。
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