段ボールコンポストの簡単な手作り方法や作り方・DIY・レシピ
段ボールコンポストを作ることの楽しさ
段ボールコンポストは、基本的に作り方もいたってシンプルで簡単なので、誰でも作ることが可能です。また材料費などのコストもさほどかからず、生ごみ処理機のような電気などのエネルギーも必要としません。またさして設置場所のスペースも取りませんし、強烈な悪臭がするわけではないので、マンションなどの集合住宅のベランダなどにも十分設置することができます。またベランダでは堆肥が出来すぎて困ることもあるかもしれないので、そういった場合は知人にあげたりすると良いでしょう。さらに土の発酵が進行すれば寒い季節でも使い続けることが可能なので、寒冷地などでも普通に使用することが出来ます。また虫などが心配でしたら、かえって寒い時期に使用するのもお勧めです。このように段ボールコンポストにはすぐれたメリットがたくさんありますが、これらのメリットの中でもやはり一番大きいメリットは、ゴミの処理量の減少につながり、さらにごみが肥料へと変化して有効活用されるということでしょう。さらにごみが肥料へと変化するまでの時間を楽しみに待つことも出来ますし、肥料になったならそれを使用する楽しみ、肥料をまいた植物の成長や収穫の楽しみなど、たくさんの楽しみ方があります。
段ボールコンポストを作るのに用意する物
生ごみ処理機というのは通常お店で完成品を購入することになるのですが、結構な値段がするものもあるのでなかなか購入することができないという方もいるでしょう。そこでこういう方は自分で生ごみ処理機を作ってみるのがいいです。 その場合は段ボールコンポストというものを制作することになり、非常に安価な価格で作ることができます。段ボールコンポストを作るときには当然材料が必要になるのでDIY用品を販売しているお店に行き、購入することになるのです。 段ボールコンポストという名前の通り、ダンボールを使って作ることになるのですが、DIY用品販売店で購入しなくても、自宅にあるダンボールを使って作ることができるので、自宅にダンボールがあるならこれを利用しましょう。ちなみにダンボールの素材は厚手の紙のものを用意するようにします。 そして、生ごみを処理するときに使うピートモスというものを12リットルほど用意して、もみがらくん炭を8リットル、新聞やガムテープの他にスコップと温度計なども用意しておきましょう。温度計に関してはなくてもいいのですが、あると便利くらいの感覚で用意しておきます。 また、すのこもDIY用品販売店で購入しておくといいです。
段ボールコンポストの作り方の手順
段ボールコンポストの簡単な手作り方法は、まずダンボールそのものを組み立てるところから始まります。ダンボールには隙間があるので、この隙間をガムテープですべて塞ぐようにしましょう。 これはダンボールの隙間部分から虫が入ってくる場合があるので、これを防ぐために必ずしておくようにします。特にダンボールのした部分は耐久性や虫の侵入を考えて強く補強しておくようにしましょう。 それができたら今度はダンボールの中に新聞紙を敷いてガムテープを使い新聞紙がずれないように貼り付けます。また、ダンボールの底部分にもう1枚新聞紙を敷いておきましょう。 今度ダンボールの中にピートモスともみがらくん炭をミックスしたものを入れて、スコップを使い土をほぐします。柔らかくなるまでほぐしたら、次はすのこを下に敷いてから、そのすのこの上にダンボールを置くのです。 これはダンボールのした部分に通気がいいようにするために行うことであり、ダンボールの耐久性を上げるためにもしておきます。これができたら防臭や防虫用に新聞紙を上にかぶせて蓋を作って完成です。 ただし段ボールコンポストをベランダに置く場合は雨のことも考えて、フタ部分は布などにしておくようにします。
段ボールコンポストの作り方のまとめ
段ボールコンポストの手作り方法は、とても簡単です。まず必要となる材料は、段ボールとガムテープ、段ボールの下に設置する金網もしくはすのこ、金網の下の足になる煉瓦やブロックなどです。あとは段ボールの上にかぶせる蓋となる布と、段ボールの中へ入れる土です。なお金網を下に設置する場合は足場となる煉瓦などを使いますが、すのこの場合は最初から足があるので、とくに煉瓦やブロックは必要ありません。また丁寧に行う場合は段ボール内部に新聞紙を張り付けてから土を入れても良いですが、新聞紙に関してはなくても大丈夫です。そして肝心の土に関しては、ホームセンターなどでごく普通に売られている専用の土を購入して使うのが一般的です。もっとも手間と時間をかけても大丈夫な場合は、藁や米ぬかなどを混ぜ合わせ、自力で作ることも可能です。またすでに堆肥が作られている土をわけてもらうという方法もあります。そして作り方は、段ボールの底や合わせ目などをテープでしっかりふさぎ、すのこなどの設置台に作った段ボールを置いて、その中に土を入れて混ぜ合わせます。あとは段ボールに覆いかぶさる布製の蓋を作成し、それをかぶせれば完成です。完成したら、あとは生ごみを入れて混ぜ合わせるだけです。
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昨今エコロジーの観念からも利用者が増えている段ボールコンポスト。市区町村によって補助金などが出ることもあり、その注目度は高まる傾向にあります。そんな段ボールコンポストですが、エコロジーとして自然環境的に優しいことはもちろんですが、家庭で出るごみの量を減らせるというメリットや、そのごみを肥料に変化させることが出来るので、家庭菜園や花壇などのガーデニングの材料としても役立ってくれます。もちろん段ボールコンポストで作った肥料で育てた野菜や果物などを食べ、その残りかすやいらない部分をまた段ボールコンポストに入れれば、肥料となって再び家庭菜園へまかれることで、無駄のないちょっとした循環行為の実現にもつながります。さらに小さな子供がいれば、実験感覚でごみが堆肥へと変化する工程を実感し、学ぶことで勉強にもなります。野菜や果物だけでなく肉や魚も処理が可能なので、たとえば魚釣りが趣味だったりすれば、釣った魚をさばく際に出る生ごみも、段ボールコンポストに入れてしまえば生ごみの日まで保管する必要はなく、匂いの心配などもありません。このようにさまざまな目的に対応している段ボールコンポスト。エコロジーの意識からも、挑戦してみると良さそうです。