おのくん人形の簡単な手作り方法や作り方・DIY・レシピ
おのくん人形を作ることの楽しさ
おのくん人形は全て仮設住宅の主婦の方々の手による制作です。 そして今ではこのおのくん人形がボランティアの人々との交流活動の一つにもなっています。 一体一体が主婦の方々の手作りですので、一気に大量に作ることは出来ません。 そこで、ボランティアの方々と一緒に作業をしたり、作り方を伝授し、この想いを全国にとどまらず世界中に広げようという活動に繋がっているのです。 その想いを受け止め世界各地にたくさんのおのくん人形が旅立っています。 そして、自分でも作ってみたいという方にも気軽に作ってみて欲しい、という想いも込められています。 実際は個々の事情でなかなか現地を訪れることが出来ない人も多いです。 そういう人々も被災地のことを想いながらおのくん人形を自宅でDIYすることによって、あの大震災を風化させないようにすることが出来るのです。 何事も想うことから始まります。一人の想いがたくさん集まると、大きな物をも動かします。 その最初の一歩として、手間はかかりますが意外と簡単に出来る復興のシンボルであるこの人形を作ることから始めましょう。 そしてもし身近でその輪が広がっていけば、さらにあなたのその想いが東松島きっと届きます。
おのくん人形を作るのに用意する物
おのくん人形とは埼玉県でソックスをもとに作った人形を宮城県の東松島市に送ったことが発端となっており、そこからおのくん人形が誕生しました。故に簡単かどうかという問題以前に東松島市でオリジナルに作られるという点が全体となっており、手作り方法は宮城県に直接出向いて教えてもらうか、自分なりに研究して模倣するほかありません。 しかしおのくん人形はその直接出向いて作った本人たちの心情を把握するところが最大の目的であり、被災地である人たちの思いを届けるという名目があってこそこうしたおのくん人形を媒介としたコミュニケーションが成り立っているので、被災地支援を考えている人はおのくん人形を買いに行くのも忘れないでほしいものです。手作り方法自体は簡単なのですが出回っている数はかなり少ないので、オリジナルを汚すようなやり口は極力やめるようにしたいです。 材料としてはおのくん人形の原型となったソックスですが、この由来としてはアメリカの戦前時代の生活様式が影響を及ぼしており、そこから転じてソックスなどで人形を作る文化が芽生えたということになるのです。ソックス代わりにほかの材料の使用もできますが基本的にはソックスの方がやりやすいです。
おのくん人形の作り方の手順
まずおのくん人形は足と腕があるのでその部分を際立たせるために先にカットします。人形の原型が出来上がったら目と口をつくりますが、この顔にあたる部分がおのくん人形の特徴になるので決して別ものをつくってはなりません。そして防止などを付けたければ付属として好みのように入れると良いです。 人形は応用が利くのが特徴でもあるのでソックス以外で作れることは間違いないのですが、おのくん人形は宮城県の非公認キャラクターでもあるので、安易に個人の範囲でつくられることは決して望ましくないのです。ただ作り方としては手足を先に作って、顔の部分を間違えないようにすればまたオリジナルのものを作れる可能性が出てきます。しかしおのくん人形はめんどくさいという言葉をコンセプトに宮城県で生まれたものなので、東松島市のプライオリティを忘れないようにしましょう。 またこのオリジナルタイプのおのくん人形を購入する際の話ですが、値段としては1000円ほどかかるというのが相場の設定です。直接宮城県に言って購入するのが正規のルートですから、旅行感覚でついでに行くという流れでもよいので、小野駅の場所を事前に確認してから予定に合わせて買いに行くのも手です。
おのくん人形の作り方のまとめ
おのくん人形の手作り方法です。いろいろレシピはありますが、基本的な材料は靴下一足(新品でも使い古しでも可)、ボタン(目になります)、綿の三つです。 手足の長いおのくんにしたい場合は長めの靴下で、誰かにプレゼントしたい時は新品の靴下を選んで下さい。 作り方は手縫いでもミシンでも大丈夫です。家にあるものを使い、手縫いでチクチクと地道に作っていくというスタイルです。 大事なのが靴下の裁断方法です。 右左両方共に裏返し、一つは横向きに(1) 、もう片方はかかとが真ん中に位置するように(2)平置きにします。 1の、かかとから上方より腕二本、かかとから口、足の甲部分からしっぽ、足の裏から耳二つ用布地を切り出します。 2の、足首から上方より足二本、かかとを含む下方より胴体用布地を切り出します。このかかと部分がお尻になり、座らせることが出来るようになります。 口以外の切り出したパーツを縫い、表に返します。 耳は輪の部分に少々切り込みを入れて表に返します。 いよいよ綿詰めです。胴体の両足先部分から少しずつ詰めていきます。綿の量が足りないと、きちんと座れなかったり、ボリュームが出なくて愛嬌が足りなくなってしまいますのでご注意下さい。 胴体に詰め終わったら股を縫い閉じます。 口パーツを残し、その他のパーツにも綿をしっかり詰めます。 口布地に口・鼻のライン刺繍を好みで施します。 顔の中心に、この口布地を縫いつけ、半分のところで綿を詰めていき、さらに縫いつけます。 顔に目用のボタンも付けます。 最後に、両手・両耳・しっぽを付けます。全体の綿量の調整をしたら完成です。
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おのくん人形は、宮城県東松島市の仮設住宅で生まれたソックモンキー人形です。東日本大震災の被害で多くの人々が家や家族を失いました。突然慣れない仮設住宅暮らしが始まり一年が過ぎた頃、宮城県東松島市小野駅前応急仮設住宅の自治会長さんに、埼玉県のある男性がソックモンキーの作り方を教えてくれたのが始まりです。仮設住宅の主婦たちの暇つぶしにと始まったこの手作りおのくん人形。フルネームは、めんどくしぇおのくん人形と言います。靴下を使って細かい作業が続くので、主婦達が面倒だ、大変だといった意味の方言で、めんどくしぇと言いながら一体一体作り上げていることから、この名前が付きました。この人形には、仕事探しに夫を送り出し、心配ながらも学校へ子ども達を送り出す主婦達の復興への願いが込められているのです。元々は1930年代の大恐慌時代に貧困生活に喘いでいたアメリカの人々が、おもちゃも買えない子どもたちのために作り出したソックモンキー。どちらの場合もつらく苦しい状況で、切なる想いが込められて作られています。テレビ番組で放映されたのがきっかけとなり、今ではとても人気で、手に入れるのに半年待ちな状態だそうです。しかし直接東松島を訪れれば、一体千円で購入出来ます。