ちゃんちゃんこ型紙の簡単な手作り方法や作り方・DIY・レシピ

ちゃんちゃんこ型紙を作ることの楽しさ
還暦のお祝いには「赤い頭巾」・「赤いちゃんちゃんこ」・「赤い座布団」が贈られ、それを身に着けてこれからもますます元気で過ごしてほしいという、素敵な願いが込められています。 この上衣は、現在においても多くの人達から愛用されており、その理由として「とにかく暖かい」、「袖がないので動きやすい」などという答えが多く聞かれます。そのため、一度この上衣を着てしまうと、寒い時期には手放すことができなくなる人も多いようです。 ちゃんちゃんこは市販されているものも数多くありますが、作りが簡単なので手作り方法で制作することも十分可能です。特に還暦のお祝いの際に、子供や孫達から手作りのちゃんちゃんこを贈られたら、おじいちゃんやおばあちゃんもとても喜ぶでしょう。また、自分用に作る場合には、好きな柄の生地で作ることができるため、一見古い感じに見られるこの上衣もアイデア次第では、現代風にかわいらしくあるいはカッコ良く、自由自在にアレンジすることも可能です。 型紙をおこすことが大変であれば、市販の型紙を使用したり、インターネットでも型紙をダウンロードできるサイトもあるので、それらを利用すると便利です。ぜひ、自分用にもプレゼント用にも手作りしてみてはいかがですか。
ちゃんちゃんこ型紙を作るのに用意する物
還暦のお祝いに、ちゃんちゃんこを贈りたいと考えている娘さんもいるのではないでしょうか。昔から縁起物として還暦祝いに利用されている赤いちゃんちゃんこは既製品でも販売されていますが、お祝いの気持ちを込めて手作りしてみるといっそう思いが伝わるものです。ちゃんちゃんこは袖や衿もないシンプルな形なので、洋裁が苦手という人も挑戦してみてはいかがでしょうか。 ちゃんちゃんこの型紙を制作する時に必要な物には、作図のための模造紙やハトロン紙などの大きな紙を用意します。自宅にないという場合にもわざわざ買ってくることもなく、新聞紙を利用してもいいでしょう。ただし、新聞は黒いインクで印字されているので、黒のペンやシャープペンで作図をするととても見にくいものです。赤鉛筆などの色のついたもので記入すると分かりやすくて線を間違えることがありません。 他にも、デザインによって形は変わってきますが、襟ぐりにカーブラインがあるという場合には曲線をきれいに描くためのカーブものさしがあるといいでしょう。dカーブルーラーやL尺などがあれば用意しておきます。 型紙には最後に縫い代を付ける必要がありますが、方眼定規があると計測することなく方眼の目に沿って手早く縫い代つけができるので便利です。
ちゃんちゃんこ型紙の作り方の手順
ちゃんちゃんこの型紙を手作り方法で重要なポイントは、洋服の一番上に着用するためにある程度のゆとりを持たせておくということです。身幅はもちろん、袖ぐり位置も低めに設定をします。また、中綿を入れる仕様にする場合には厚み分としてさらにプラスする必要があります。肩幅は一般的なベスト類よりも広めにしておくことで、ちゃんちゃんこらしいシルエットを作ることができるのも作図のポイントです。 ちゃんちゃんこの型紙のパーツは、前身頃の左右と後ろ身頃、前中心の左右の紐の計5パーツが基本ですが、デザインによっては襟ぐりから前中心にかけて着物の衿のように別布が使用されることもあります。前端にハギ目が来ないように輪裁ちにするので、出来上がり幅の二倍にして縫い代を付けておきます。また、簡単に作りたいという場合には、前身頃と後ろ身頃をつなげてしまう方法もあります。肩線を直線にしておけば前後でつなげることができますが、使用する生地が一方方向の柄がある場合にはこの方法は使用できません。前身頃に柄を合わせても、後ろ身頃では柄が逆さになってしまうからです。また、毛並みのある生地の場合にも同様に、前後で毛並みが変わってしまうので利用できない方法です。型紙制作は、生地によっても変わってくるので、生地の選択から始めましょう。
ちゃんちゃんこ型紙の作り方のまとめ
ちゃんちゃんこを実際に作ってみましょう。ここでは、還暦用におじいちゃんやおばあちゃんに贈る「赤いちゃんちゃんこ」の作り方を紹介します。 準備するものは、生地(表地と裏地)身頃68cm×83cm+83cmを各1枚・型紙です。 1.型紙のサイズに表地と裏地を裁断します。この際、襟あきの切り込みを入れておきましょう。 2.前身頃の左右を結ぶ紐を作っておきます。表地の余った生地で十分です。ちょうちょ結びができる程度の長さで作ります。紐に丸みを持たせたい場合には、生地の中に芯を入れると良いでしょう。 3.表地と裏地を中表に合わせて、襟あきを縫い合わせます。この時に紐を挟むことを忘れないようにしましょう。 4.外表に返して、袖口を縫い合わせますが、両端から中央部分に向かって縫っていくと上手くいきます。この時、袖口から中を覗きながら行うと失敗が少ないです。 5.脇を持ち上げ、同じ布同士を縫っていきますが、袖との境い目が縫いにくいので、失敗を避けるためにもしつけをしておくと良いでしょう。 6.もう一度中表に戻し、返し口を残して裾を縫います。返し口から表に返して口を閉じれば完成です。中に綿を入れる場合には、ここで綿を入れて口を閉じます。
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『ちゃんちゃんこ』とは、袖無し羽織のことで中に綿が入っているものが多く、比較的寒い時期に防寒用に着る上衣を指します。地域によっては「でんち」「ちゃんちゃん」「さるこ」などという呼び名で言われることもあります。ちゃんちゃんこという名前は、江戸時代に鉦(しょう)と呼ばれる芝居の囃子(はやし)などをする際に使用する金属の打楽器を叩いて、飴を売り歩いていた清国の人の服装に由来するといわれています。素材には、ちりめんや綸子(りんず=絹織物の一種で、繻子織の裏組織で模様を出している)、紬、木綿などがあり、そのほとんどには綿が入れられ、あるいは袷(あわせ)仕立てになっており、防寒着として使用されています。この上衣には袖がついていないので、着脱がとても楽でありまた動きやすいため、寒冷地では労働をする際の防寒着として活躍しています。日本では、60歳の還暦祝いの際には赤い頭巾と赤い座布団と共に、赤いちゃんちゃんこを贈ることが古くからの風習となっています。なぜ還暦に「赤いもの」を贈るのかというと、還暦のお祝いには「赤ちゃんに還る」という意味があり、それを守るために「魔除け」の意味を持つ赤色を使うようになったとされています。