甘茶の簡単な手作り方法や作り方・DIY・レシピ

甘茶の簡単な手作り方法や作り方・DIY・レシピ

砂糖の1,000倍以上の甘さがありながら、カロリーゼロ。しかも、人工ではなく自然の甘みという驚きのお茶甘茶(あまちゃ)。最近では、糖分を制限されている糖尿病の人や健康に気おつけている一部の人たちからの注目を集めています。自然の甘味料として料理などに上手に活用すれば、健康的にやせられるダイエットの救世主としても活躍してくれることは間違いありません。ここでは、甘茶の歴史や効能、手作り方法などを紹介します。多くの人が“甘茶”と聞いて、まず思い出すのは、「花祭り」ではないしょうか?花祭りは、正式には、「灌仏会(かんぶつえ)」と呼ばれ、毎年、旧暦4月8日に行われるお釈迦様の誕生を祝う仏教行事です。花祭りでは、きれいな草花で飾った花御堂(はなみどう)の中央に鎮座するお釈迦様の誕生仏の像に、甘茶をひしゃくですくい、かけます。この行事は、お釈迦様が誕生した時、空から9匹の龍が現われ、雨を降らせ、産湯をつくったという伝説に由来するものです。雨を甘茶に見立て、場所を選ばずどこにでも平等に降り、大地を潤す雨のように、仏教によって全ての人が平等で平和な世界を生きていけるようにという願いが込められています。

甘茶を作ることの楽しさ

日本人にとって長い飲用の歴史がありながらも、花祭りでしか馴染みのなくなってしまった甘茶ですが、あらためて見直すと、とても優秀なお茶であることがわかります。甘茶の原料となるのは、アジサイ属のユキノシタ科のアマチャという植物の葉です。日本各地に自生し、ガクアジサイの変種という説があるように、見た目はガクアジサイと区別ができないほどよく似ています。一番の特徴は、砂糖の約1,000倍というフィロズルチンという天然の甘味成分などを含んでいながら、カロリーがゼロであることです。また、ノンカフェインでもあるので、子どもたちでも安心して飲めるお茶です。さらに、抗アレルギー作用、歯周病、胃の機能の改善、血行促進などにも効果があるとされています。体にいい甘みを持ち、花粉症などのアレルギーに効く甘茶には、様々な利用方法があります。例えば、濃い目に沸かしたお茶をシロップとしてコーヒーなどに入れたり、ケーキづくりの時、使用する砂糖の量の4分の1ほどをミキサーなどで粉末にした茶葉で代用するのも、おいしくカロリーオフができるアイデアとしておすすめです。また、沸騰したお湯に茶葉を入れ、5分ほどたってからお風呂に注ぐと入浴剤としても使えるそうです。

甘茶を作るのに用意する物

甘茶は、名前が示している様に強い甘みを特徴としているお茶で、花祭りに用いられることが知られています。原料は、ユキノシタ科アジサイ属のヤマアジサイの変種で、山地に生えている高さ1メートルほどの小さな落葉木の葉の部分です。 この葉の部分に含まれている成分は、砂糖の約600倍から800倍ともいわれている甘みを含んでいます。ただし、ノーカロリーであり、紅茶や緑茶などに含まれているタンニンやカフェインは含有していません。このために、子供やお年寄り、ダイエット中の女性まで誰もが安心して楽しむことができます。 甘茶に期待できる効果は、花粉症やアトピーの発症を防ぐ抗アレルギー作用です。また、漢方生薬としても古くから使用されてきた実績があり、歯周病の改善にも有効です。また、甘みを摂ることが出来ない糖尿病の人も、甘茶であれば飲むことができます。 この様にいろいろな魅力を持つ甘茶は、そのままの状態では実は甘くありません。製造過程において、少しずつ甘くなっていきます。まずは、原料となる葉っぱを入手することからスタートします。用意するのは、他に少量の水と発酵させるために25度程度の気温だけです。また、木から栽培するという方法も可能で、この場合であれば除草剤を使用しないということが注意点となります。日当たりもさほど必要としないので、簡単に栽培できます。

甘茶の作り方の手順

甘茶は、そのままの状態では苦いだけで、甘みを引き出すためには発酵させなくてはなりません。そこで手作り方法としては、霧吹きの様なもので葉っぱに均等に水を吹き付け、積み重ねた状態で一晩置くということになります。 発酵して湯気の様なものが出てきたら、次に手で揉みます。そして、天日に当てて乾燥させれば出来上がりとなります。この様に、作り方自体はそれほど難しくはありませんが、時間をかけなければならないということがポイントです。手間と時間をかけることにより、甘茶が持っている本来の甘みが引き出されることになります。 原料の葉っぱを発酵させてから手で揉むまでにかかる日数は約2日程度で、天日に当てて完全に乾燥させるまでには約2週間を要します。ここまで時間をかければ、満足できる甘みを実感することができます。 また、甘茶はお湯で蒸らす時間により味は変化します。時間が経過するごとに甘みは増すのですが、途中から苦味も加わってきます。このために、さっぱりとした甘味が好きな人は、あまり蒸らさない内に飲むのが適当です。逆に濃厚な味わいを堪能したい場合は、蒸らすのにも時間をかけるのが適当です。加減により多様な楽しみ方ができるのも、甘茶が持つ魅力です。

甘茶の作り方のまとめ

では、最後に作り方を紹介します。原料となる甘茶の木は家庭の庭で簡単に栽培できるので、木から栽培すれば、いちから自家製の甘茶を手作りすることができます。その際の注意点は、より安全なお茶にするため、除草剤は使わない方がよいでしょう。そして、甘茶として使えるのは葉っぱだけで、特に根には毒の成分があるので間違って使わないように十分注意しましょう。自家製茶を手作りする方法は、花が咲く前の6月から7月頃にまず、つぼみを取り去ることからはじめます。次に、8月頃に木から葉を摘みとり、よく水洗いします。その後、葉っぱ1枚、1枚に、霧吹きを使って均等に水をかけます。水をかけた葉っぱは重ねた状態で、25℃程度の温度の所で、一昼夜置きます。甘茶の葉が蒸され、発熱(発酵)をはじめ湯気がでてきたら、手もみ作業に入ります。この時、葉をよく揉むことがおいしい甘茶をつくるコツです。しっかり茶葉を揉んだら、天日干しで2週間ほど乾燥させれば完成です。お茶だけあって、緑茶の作り方に似ています。おいしい甘茶の入れ方は、茶葉を沸騰したお湯で20~30秒蒸らして入れます。蒸らす長さによっても甘さが変わり、苦味も出てくるので自分好みの入れ加減を研究してみるのも楽しさのひとつです。

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