バーベキューコンロの簡単な手作り方法や作り方・DIY・レシピ
バーベキューコンロを作ることの楽しさ
バーベキューの楽しさは、大勢の人とバーベキューコンロを囲んで飲食をするところにあり、調理している間は、様々な語らいができるところも魅力の一つです。バーベキューの盛んなアメリカでは、年間に数百ものBBQコンテストが開催されており、調理時間がかかるため2日間かけて行われます。そして、BBQを調理する人にも呼び名があり、「ピットマスター」と言います。 バーベキューと言っても、その調理法にはいくつかの種類があります。1つは「直火焼き」で、コンロの上に網を置き、そこに直接素材を置いて加熱する方法で、一般的に用いられる方法です。2つめは「燻製」で、サクラチップなどの煙と程よい香りを付ける木片を併用して、低温でじっくり火を通しながら独特の香りを付けて行く方法です。肉の他にサーモンなどの魚類、チーズなどを調理します。3つめは「ロースト」で、放射熱や熱された空気を利用し、間接的に加熱していく方法です。一般的にアメリカではこの調理法が用いられることが多いです。4つめは「遠火焼き」です。川魚類を調理するときに赤外線効果を利用して調理します。 こうした調理を行うには調理コンロが必要です。コンロの種類には、火格子式のグリルや網などの、すぐに火が直にあたって火が通るタイプと、鉄板式とに分類することができます。 バーベキューをよく行う人は、こうしたコンロにもこだわりを持っている人もおり、自分の使いやすいように独自の手作り方法で、自宅の庭などに手作りする人も多くいます。
バーベキューコンロを作るのに用意する物
夏になるとバーベキューで盛り上がる人も多いでしょう。 庭がある一軒家に住んでいる人なんかは庭にバーベキューコンロを置いて、休日に楽しむのも夏らしいものです。そんなバーベキューコンロですが、備付けのものが庭にあったら素敵ですよね。そこで、簡単に備え付けのバーベキューコンロが出来てしまう手作り方法をご案内します。 用意する物は比較的少なく、レンガ、セメント、砂、鉄の支柱。材料はこれだけです。最終的に網などが必要になりますが、これは消耗品なので実際にバーベキューを楽しむときで結構です。 あと必要な物は道具ですが、セメントを混ぜる桶、左官用のコテ、これだけで大丈夫です。その都度細かい部分であれば便利だと思う道具は登場しますが、基本的にはこれだけで完成します。ちなみに、レンガの代わりにコンクリートブロックを利用しても作ることはできるので、外観や、コストなどを考えて用意していただければ結構です。出来上がりはある程度見た目の補修がききますので、そこまで技術も必要ありません。初めての場合は時間が結構必要になりますし、セメントが固まってしまう可能性がありますので、複数名で行う方が、比較的スムーズに作業ができますし、楽しんで作っていただけます。
バーベキューコンロの作り方の手順
レンガを使ったバーベキューコンロの作り方ですが、最終的な出来上がりは網が乗る場所が2段になったタイプです。これはなぜかというと、下の網に炭をおいて上の網で肉や野菜を焼くためです。直に炭を置くこともできますが、庭に作る前提ですので、長く綺麗に使うにも二段にしておいた方がよいでしょう。 まず、地面を平らにし、レンガを「コ」の字型に並べます。セメントと砂、そして水を混ぜたもので上に積み重ねていきます。 これで完成のイメージはだいたい見えてくると思います。レンガを積んでいく際に高さを揃えるために、長い角材などがあれば、それを上に乗せて抑えることで両サイドの高さをそろえながら積んでいけます。 ある程度積んだら、両サイドのレンガを積むときにレンガとレンガの間に隙間を空けてください。手前から3か所程度。そこに鉄の支柱を通します。最終的にはセメントで埋めてしまって結構です。実際に焼く人から見て横になった支柱が手前から3本並んでいる状態です。これが炭を置く場所になります。そしてまた少し積み重ね、同じことを行います。最後に積むレンガの一つ手前くらいで支柱を通し、ここが肉を置くための網を乗せる場所になります。 実際の完成系は非常に単純でコの字型のレンガの間を支柱が通っているだけです。 ここに網を乗せれば完成です。非常に簡単に作れます。大きさや、高さ、場所など自分で決めることが出来るので、自分の庭だけのオリジナルコンロが完成です。 夏休みを迎えたお子様がいるお父さんなんかは一度チャレンジしても良いかもしれません。
バーベキューコンロの作り方のまとめ
バーベキューコンロの使い方として、あまり慣れていない人はまず「火起こし」で苦戦してしまいます。そんな時に役立つコンロでの「火起こしのコツ」を紹介します。 まず1つめに、「コンロは平らな場所へ設置すること」です。傾斜地ではコンロが安定しないばかりか、倒れる危険性もあります。また、中の炭も傾斜によっては傾いてしまい火が均一にまわらないことにもなります。2つめは、「コンロの底にアルミホイルを敷く」です。これはポイントでもあり、熱によって内部が変形したり傷んだりすることを防止してくれます。また、アルミホイルを敷くことで、後片付けも非常に簡単になるため、便利でもあります。 いよいよ「着火方法」です。ここでは簡単にできる方法を紹介します。 1.棒状に丸めた新聞紙を10本ほど丸めます。 2.アルミホイルを敷いたバーベキューコンロに、炭のかけらを数個置きます。 3.炭のかけらに丸めた新聞紙を「井」の字を描くように組んでいきます。 4.新聞紙の周りに炭を立てて組んでいきます。 5.中央の新聞紙の上に炭を2個~3個置きます。 6.「井」の字に組んだ新聞紙の真ん中に火種を落として火を付けます。 7.着火して2分ほどしたら、炭の部分にも火を付ければ、10分~15分もすれば調理が可能になります。 炭を上手く組むためには、形の整っている炭を選ぶと良いでしょう。
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花見やキャンプなど、たくさんの人が集まるところではよく「バーベキュー」が行われます。バーベキューの醍醐味は、サンサンと降り注ぐ太陽の下、薪や炭などを使ってお肉や魚介類、野菜などを焼いて食べるところにあります。「バーベキュー」の語源は、西インド諸島の先住民であるタイノ族の言葉が元となっており、当時、タイノ族が食事を作る際に使っていた、「肉の丸焼きを作るための木枠」を表す言葉が、スペイン語の「barbacoa」に転化して伝わったとされています。また、英語を母国語としている英語圏では、「barbecue」の「cue」の部分を「Q」に置き換えて省略化した「BBQ」などと呼ばれています。西インド諸島では、当時は豚や牛のリブ、牛のブリスケット(牛の前股の内側部分にあたる肩バラ肉で、バラ肉よりも脂肪分が少ないため、肉質はやや堅めで淡白な味)を、直火に置いたあと上から蓋をしておよそ90℃~115℃の比較的低温の火で、数時間から1日かけて蒸し焼きにし、ほねから簡単にほぐれるほど肉を柔らかく調理して食べていました。その後南部地方では、豚を長時間かけて丸焼きにして食べる習慣が始まりました。しかし、豚丸焼きにすると家族だけではたべきれないため、多くの人々を集めて野外で丸焼きを囲みながら飲食を共にしたことが由来であり、「野外での調理や飲食」のことをバーベキューと呼ぶようになりました。