葉脈標本葉の種類の簡単な手作り方法や作り方・DIY・レシピ

葉脈標本葉の種類の簡単な手作り方法や作り方・DIY・レシピ

葉脈標本を作る目的としては手芸や工芸の材料として、さらに理科の自由研究などの用途があげられます。手芸・工芸では、葉脈標本を加工してペンダントやしおりなどにすることができます。またDIYの装飾として自然の造形を生かした1点ものの工芸品や美術品が作れます。いずれにしても葉脈標本製作法は同じです。植物の葉には導管と師管からなる葉脈(維管束)が網の目のように連なっています。植物の水分や養分、酸素や二酸化炭素などの運搬や供給路として使われています。この葉脈の形やつくりは植物の種類によってさまざまです。網状脈や平行脈などいろいろな形状をしています。このように植物の種類によって得られる葉脈標本は、多種多様な点も魅力のひとつです。したがって、手芸の用途に応じて葉の種類を選択することも可能です。葉そのものでも葉脈のようすをみることはできますが、こうした植物の葉脈は通常、周囲の組織に覆われていますから、細かく観察しようとすると周囲の組織を取り除く必要があります。どこの家庭でもある薬品(アルカリ性洗剤もしくは重曹)を用いれば葉脈だけにすることができます。周囲の組織は脆弱で高温のアルカリに溶けますが、葉脈部分はセルロースでできており、堅固である程度までアルカリに耐えます。こうして溶け残った部分が美しい葉脈として現れます。

葉脈標本葉の種類を作ることの楽しさ

手作りした葉脈は、もとの葉から想像できないほど白く、たいていの予想を上回る美しさを備えています。手作り方法が簡単ですので、大人と一緒に子どもでも一度作ればやみつきになるでしょう。  葉脈標本は上にも書いたように自然の造形です。そこには人工的な工作物にはない、自然の妙技の見事さが表れています。しかもそれは自然科学の試料としても、十分それにかなう内容を備えています。夏休みに自由研究の課題として、アイデアしだいで優れた研究対象となりうるものです。  さらに作り方に慣れてくると、葉の種類によって葉脈標本を作る難度に違いがあることがわかります。それはそれで、奥が深く作り方がシンプルなだけに条件を変えるなど製法に工夫を凝らす余地があります。  そして葉脈標本自体は強固なセルロース(紙などと同じ素材)ですので、たいへん長持ちします。洗浄が十分ですと、長い間白いままです。紙と同じですので、染色したり、絵の具で色をつけることもできます。  応用例としては、画用紙の上に葉脈標本を並べ、絵の具を入れた霧吹きで吹きかけると、きれいなステンシルができます。和紙のランプシェードに裏側から貼ると明かりを通してきれいな葉脈の造形を楽しむことができます。

葉脈標本葉の種類を作るのに用意する物

葉脈標本は家庭で使う道具や材料で、とても手軽に簡単に作ることができます。強めのアルカリ性の洗剤を使うので、大人が付き添って一緒に作業する必要がありますが、お子さんの自由研究の教材としてもおすすめです。 葉脈標本を綺麗につくるコツは、標本にする葉の種類の選び方にあります。葉脈が弱い種類や若い葉では標本作りが難しいので、大きくて成長して手触りが固く、すかしたときにしっかりと葉脈が張りめぐらされている葉っぱを選びましょう。 葉の種類は分厚い照葉樹、そして葉脈が網状脈の種類の葉が標本にしやすいです。このような葉っぱはアルカリ性の洗剤に浸して葉肉を溶かすときに時間がかかりますが、葉脈がしっかりしてて破れにくく、扱いやすいものです。具体的にあげると、ヒイラギやサザンカ、クチナシ、ツバキ、ナンテンなどの葉っぱをおすすめします。花屋さんで一年中手に入りやすいサカキも、葉脈標本が作りやすい葉の種類の植物です。 葉脈標本作りに必要な道具は、空のジャムビンなどのガラス容器2つと、ピンセット、歯ブラシや筆、水酸化ナトリウムが3~4%含まれる液体のパイプ洗浄剤です。お好みで食紅や絵具、パウチフィルムなどがあると更に楽しめます。

葉脈標本葉の種類の作り方の手順

葉脈標本の手作り方法を説明します。 最初に葉を水洗いして土やホコリなどの汚れをとり除きます。次に水酸化ナトリウムが3~4%含まれる液体のパイプ洗浄剤を空いた容器に1cm程いれて葉っぱを漬けます。葉の表面が透明になってきたら、ピンセットで慎重に葉を水をはった別の容器に移し、10分ほど置きます。水を取り替えて、指や歯ブラシや筆を使って、葉脈から葉肉をやさしく叩いて取り除きます。葉脈を破らないように水洗いして、葉肉をよく洗い流します。お好みで葉脈をインクや食紅を溶かした液につけて色をつけて楽しむこともできます。葉脈を乾燥させて台紙に張り付けると完成です。透明のパウチフィルムで葉脈標本を挟み込み、しおりなどを作っても楽しめます。 簡単に確実に葉脈標本をつくるには、液体のパイプ洗浄剤が手に入りやすく、使いやすいです。パイプ用洗剤には漂白効果もありますので、葉脈を漂白する手間を省くこともできます。ただし洗剤は強いアルカリ性の液体なので、取り扱いに十分注意する必要があります。作業は換気をしながらおこない、洗剤が皮膚や服についたらすぐに水で洗い流し、目に入らないように気をつけます。容器はアルミ缶などは溶けてしまうので、ガラス製の物を使うと安全です。

葉脈標本葉の種類の作り方のまとめ

初めて作られる方はヒイラギ、モクセイなどの常緑樹の葉がいいでしょう。容易に葉脈標本が作れる材料です。これらで作れることを確かめ、慣れてきたらさまざまな葉の標本を作るようにしてください。  葉脈標本を作るにあたって1%水酸化ナトリウムを含むアルカリ性洗剤(以下洗剤)を使った基本的な方法をあげます。 5~10%の重曹でも洗剤の代用になります。葉の種類によっては時間を長くする(短くする)必要があります。  標本を作るうえでいくつか注意が必要です。1)洗剤は手でさわらないでください。2)目に入ったり(めがねやフードをつける)、手についたりしたらすぐ水で洗います。3)熱いなべや火をつかうので、やけどや風通しに注意します。4)子供がやるときはかならず大人と一緒にやってください。5)洗剤は絶対に他の洗剤と混ぜないでください。 (方法) ①口の広い耐熱ガラスコップや湯のみにヒイラギの葉を数枚ずつ入れ、葉が浸る量の洗剤を加えます。 ②水を入れたなべに、①のコップを入れコンロで加熱します。 ③沸騰して30分ほどで葉の色が変わり、さらに葉の表面が白くなるまで数分加熱を続けます。 ④葉を割りばしなどで取り出し、水を入れた容器に葉をしばらくつけてすすぎ、洗剤をおとします。 ⑤2,3分後、葉を新聞紙に置き、歯ブラシで軽くたたいて表皮や周囲の組織を落とし、葉脈を水で洗います。 ⑥葉脈を新聞紙にはさみ水けをとります。つづいて「中」に熱したアイロンを新聞紙ごしにあてます。 ⑦できあがりです。その後、アクリル絵の具や染料で染めることもできます。

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